木質構造デザイン
 Structural Design for Wooden Buildings
 担当教員:三辻 和弥(MITSUJI Kazuya), 濱定史(HAMA Sadashi),汐満将史(SHIOMITSU Masashi)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:建築・デザイン学科  科目区分:専門教育科目 
【授業の目的】
森林資源から建材まで木質材料の特性について解説する。木造建築の設計・施工・耐震診断の実務的な手法について理解する。また、地震被害と関連付けて木造建築の地震時挙動についても解説する。

【授業の到達目標】
・木質材料の特性について理解する
・木質構造としての木造建築の構造設計・施工の手法について理解する

【授業概要(キーワード)】
木造 木質建材 構造設計 耐震補強 地震応答

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
一級・二級建築士受験資格を取得するのための選択推奨科目とする。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を

【授業計画】
・授業の方法
板書およびスライドを用いた講義形式であるが、簡単な実習などを利用して実践的な理解を図る。
・日程
第1回:ガイダンス ~森林資源と木質材料~
第2回:木質材料の特性
第3回:木質構造と木造建築
第4回:木造住宅と木造伝統建築
第5回:木造建築の地震被害
第6回:木造建築の構造設計手法
第7回:壁量計算
第8回:耐力壁の設計
第9回:接合部の設計
第10回:構造解析と保有耐力設計
第11回:木造建築の地震時挙動と地震応答解析
第12回:木造建築の耐震診断
第13回:木造建築の耐震補強
第14回:木造建築の施工
第15回:期末試験及びその解説

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
木質構造の設計・施工に関する基本的な知識を習得する授業であり、必ず出席すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
前回配布の資料に目を通し、講義の復習をしておくこと。普段から身近な建築、特に木造建築の構成材料や構造について観察しておくこと。

【成績の評価】
・基準
木質構造の設計手法について基本的な知識を身につけることができたか、授業における取組、毎回のレポート、期末課題の内容により評価する。
・方法
木質構造の設計法・施工に関する基本的な知識が身についているか、授業における取組およびレポート提出状況(40%)、期末試験または期末レポートの内容(60%)で評価する。

【テキスト・参考書】
特にテキストは使用しない。毎回の講義で、授業資料を配布する。

【その他】
・学生へのメッセージ
講義で理解できなかった点や疑問に思った点は積極的に質問するとよい。一級建築士受験希望者は必ず履修すること。
・オフィス・アワー
随時。特に時間は設けないが,必要がある場合は直接該当教員の研究室を訪ねること。事前に連絡あるとよい。

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