建築計画演習
 Seminar of Architectural Planning
 担当教員:渋谷 達郎(SHIBUYA Tatsuro) 佐藤 慎也(SATO Shinya)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):建築設計事務所代表(渋谷)
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:建築・デザイン学科  科目区分: 
【授業の目的】
本演習では、立体構成を主体とした演習とそれを元にした対話を主軸に、形態デザイン、空間認識、空間創造、他者へのプレゼンテーションを技術習得の3本柱と捉え、課題・演習を通して、良識ある空間コーディネーター,建築家、地域づくりプランナー、公務員等を目指す諸元的な意識を作り出す。

【授業の到達目標】
光と影に関する立体構成を構成できる。
形態デザインを操作できる。
空間を認識し、創造的に空間造形を行うことができる。
デザインサーベイでは風土に関する気候、地形、植生を把握できる。
地域で暮らす人たちからヒアリングを行うことができる。
空間構成として部分と全体の関係性を理解し、計画できる。
地域で暮らす人たちを対象に自らの計画を説明できる。

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
建築計画系科目

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに
11.住み続けられるまちづくりを
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
演習課題として建築デザインに関わる光と影に関する造形演習、風土と地域とを読み込むためのデザインサーベイ、計画案の具体化を伴う模型作成並びに図面作成などを軸に展開する。
・日程
後半の計画地を用いた演習では事前に風土と地形のデザインサーベイ、暮らす人たちからのヒアリングを行うこと。
第1週:オリエンテーション、課題内容確認、スケジュール確認
基礎造形①テーマ1出題
第2週:基礎造形②テーマ1提出・講評
テーマ2出題
第3週:基礎造形③テーマ2提出・講評
テーマ3出題
第4週:基礎造形④テーマ3提出・講評
ピンナップレビュー① 計画地調査・同種・類似施設調査:講評
第5週:エスキス①コンセプト、配置計画、ボリューム模型、ゾーニング
第6週:エスキス②コンセプト、配置計画、ボリューム模型、ゾーニング
第7週:ピンナップレビュー②中間発表(配置、ボリュームスタディ、模型)
ラフ図面および模型、スケッチ等で計画案を発表
第8週:エスキス③模型、図面(平・立・断)、スケッチ等
第9週:エスキス④模型、図面(平・立・断)、スケッチ等
第10週:エスキス⑤模型、図面(平・立・断)、スケッチ等
第11週:エスキス⑥模型、図面(平・立・断)、スケッチ等
第12週:エスキス⑦レイアウト、模型、図面(平・立・断)、スケッチ等
第13週:エスキス⑧レイアウト、模型、図面(平・立・断)、スケッチ等
第14週:エスキス⑨最終エスキス、まとめ
第15週:課題提出(A1×2枚にレイアウト)、ジュリー(最終講評)

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
具体的なモデルを用いた学習を繰り返すことで部分と全体の関係性を把握すること
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
事前に課題のための準備とデザインの試行錯誤を行うこと。

【成績の評価】
・基準
立体構成を主体とした演習とそれを元にした対話を主軸に、形態のデザイン、空間認識、空間創造、他者へのプレゼンテーションを技術習得の3本柱と捉え、課題・演習を通して、良識ある空間コーディネーター,建築家、地域づくりプランナー、公務員等を目指す諸元的な意識を作り出すこと。最終プレゼンテーションにおいて総合的に判断して6割満たされることを合格基準とする。
・デザインスタディを通してデザイン要素を的確に整理できているか。
・ステークホルダーの立場を整理し、空間ニーズを的確に把握したか。
・方法
幾つかの課題を実施するので、それぞれの課題を以下の項目について評価した上で総合的に判断する。
光と影に関する立体構成を構成できる。
形態デザインを操作できる。
空間を認識し、創造的に空間造形を行うことができる。
デザインサーベイでは風土に関する気候、地形、植生などを把握できる。
地域で暮らす人たちからヒアリングを行うことができる。
空間構成として部分と全体の関係性を理解し、計画できる。
地域で暮らす人たちを対象に自らの計画を説明できる。

【テキスト・参考書】
適宜演習の中で紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
建築と風土に関心のある方は是非、受講してください。
・オフィス・アワー
演習終了後、適宜実施する。

51000572-2025-05-53964