【授業の目的】
ものを作る上で必要となる広義の造形的留意点と基礎的潜在能力としての視覚表現の原理を学ぶ。形体の記号化と立体把握能力、伝達目的としての表現力、発想方法を学習することを目的とする。
【授業の到達目標】
全ての造形活動の根幹となる形体把握を視覚的概念から学び、思考をまとめるための観察能力と図画力として使用できる。平面表現としてのバランスや形態、形式の構成を用いてデザインの構成に役立てることができる。視覚行為の意義を考察し、建築デザインの基礎を説明できる。
【授業概要(キーワード)】
デザイン・構成・視覚・建築
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:76~100% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:76~100% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:76~100% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:76~100% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:76~100% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:76~100% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:76~100% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:76~100% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
建築分野を中心に、造形と他の工学的知識の幅広い知識と技術を身に着ける。(アドミッションポリシー)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 08.働きがいも経済成長も 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 11.住み続けられるまちづくりを 12.つくる責任つかう責任 13.気候変動に具体的な対策を 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさも守ろう 16.平和と公正をすべての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
建築とデザインに関わる多様な知識と技術をオムニバスで講義する。
・日程
第1回:バランス① (構造・知覚的な力) 第2回:バランス② (心理的バランス) 第3回:バランス③ (物理的バランス) 第4回:バランス④ (重さ・方向) 第5回:形式① (簡潔さ・簡潔の条件・物理的簡潔) 第6回:形式② (方向の変化・転倒) 第7回:形式③ (平面の視覚的概念) 第8回:形式④(立体知覚的概念) 第9回 形式⑤(過去の影響簡潔の証明) 第10回:形式⑥(傾斜・透明・装飾) 第11回:形式⑦(実在と形式) 第12回:形式⑧(立体の視覚的概念) 第13回:形式⑨ (エジプト式方法・短縮法) 第14回:形式⑩ (想像力と創造) 第15回:テストおよび解説
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
テキストや参考本を購入のうえ、本文に線をひくなどして活用し、積極的に講義に取り組むこと。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
各講義に関連している内容を、図書館やインターネットで検索する。
【成績の評価】
・基準
基本的な概念や用語を正しく理解していることを合格の基準とする。
・方法
それぞれの教員提出物20点×5の合計点をもって成績の評点とする。
【テキスト・参考書】
『美術と視覚』アルンハイム著 美術出版社 適宜プリントを配布する
【その他】
・学生へのメッセージ
講義内容の理解が演習に生かされることが望ましい。知識と技術の横断的理解に努める。
・オフィス・アワー
月曜日11:00~12:00 ただし、他の時間を希望する場合は、本人 と相談の上別途時間を設けて、随時対応する
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