中国事情(文化論)
 Introduction to China
 担当教員:和田 英穂(WADA Hideho)
 担当教員の所属:人文社会科学部非常勤講師
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:工学部システム創成工学科  科目区分:基盤教育科目 
【授業の目的】
日本人の中国イメージは良くないが、重要な国という認識はある。しかし、中国に関する知識は乏しく、正確な情報にもとづく判断には至っていないのが現状ではないだろうか。そこで、本講義では、中国大陸や台湾、香港に関する基礎知識を獲得したうえで、改めて「中国」についてのイメージを構築することを目的とする。

【授業の到達目標】
(1)中国大陸、台湾、香港に関する基本的な情報を述べることができる
(2)「中国」イメージを客観的な情報をもとに表現できる

【授業概要(キーワード)】
中国、台湾、香港

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
グローバル社会で活躍するための視点を養い、東アジアにおける必要な基本的な知識を獲得し、異文化理解力を向上させるものである。

【授業計画】
・授業の方法
(1)毎回中国大陸、台湾、香港などに関する基礎知識を取り上げます。
(2)ごく基本的な中国語についても触れます。
(3)毎回スライドを用いて授業を行いますが、ハンドアウトを用意しますので、随時メモをとりながら受講してもらいます。それが期末テストの持ち込み可資料になります。
(4)毎回授業最後5分~10分程度の時間でコメント、質問などを書いてもらいます。それをもって平常点の一部とします。
・日程
第1回 ガイダンス
第2回 「中国」とは
第3回 中国語に触れてみる①
第4回 中国語に触れてみる②
第5回 中国語に触れてみる③
第6回 中国の基礎知識①(中国の近現代史)
第7回 中国の基礎知識②(中国共産党とは何か)
第8回 中国の基礎知識③(現代中国の社会情勢)
第9回 台湾の基礎知識①(台湾の歴史)
第10回 台湾の基礎知識②(台湾の政治と社会)
第11回 台湾の基礎知識③(台湾人アイデンティティ)
第12回 香港事情(香港の現状)
第13回 両岸関係の現状と課題
第14回 日中関係、日台関係の現状と課題
第15回 試験とまとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
毎回パワーポイントのスライドを用いて授業を行いますが、ハンドアウトを用意しますので、随時メモを取りながら理解につとめ、資料として作成してください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
(1)準備学修に必要な学修時間の目安は、2時間/週です。
(2)毎回「コミュニケーションカード」に授業内容に関する質問、コメントを記入してもらいますが、それに対する教員からのコメントに対し、図書館やインターネットなどを活用して情報収集に取り組んでください。
(3)毎回配布するパワーポイントのハンドアウトは、試験時に持ち込み可の資料となりますので、授業後には不明点など自分で調べたり、教員に確認したりしてまとめてください。
(4)授業前にはその回のテーマについて、自分なりに情報収集に取り組んでください。

【成績の評価】
・基準
(1)授業の到達目標で示した中国大陸、台湾、香港に関する基礎知識を適切に説明できることを合格の基準とします。
(2)授業の到達目標で示した「中国」イメージを客観的な情報をもとに表現できることを合格の基準とします。
・方法
(1)期末テスト80点
(2)平常点20点(コミュニケーションカードの内容などで評価します)

【テキスト・参考書】
テキスト・参考書の指定はありませんが、毎回必要な資料などを配布し、必要に応じて適宜紹介します。

【その他】
・学生へのメッセージ
理系・文系問わず、「中国」との関わりは欠かせないものになっており、中国や台湾との関係は切っても切れないものですが、イメージだけで語っていませんか。学生時代にまずは基礎知識を獲得してから、自分なりの「中国」イメージを構築しておきましょう。
・オフィス・アワー
授業に関する質問は、各回の授業終了後に受け付けますが、コミュニケーションカードを利用して質問しても構いません。

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