【授業の目的】
海外を知る第一歩として、海外協定校への派遣を通し、異文化に対する理解を深め、国際感覚及び語学力を養う。海外の大学生の日常や環境問題に対する考え方を知り、意見交換等をするとともに、世界と日本との関わりや、将来、グローバルに活躍するために必要な知識・能力について学ぶことを目的とする。
【授業の到達目標】
(1)異なる文化に対する知識を得、理解することができるようになる。 (2)外国語での実践的なコミュニケーションスキルを高める。 (3)日本を客観的に捉え、他国との比較により、日本の優れている点や不足している点を自らの視点で考えることができるようになる。 (4)日本と世界との関わりを学び、自己のキャリアパスを考える際に活かすことができるようになる。
【授業概要(キーワード)】
異文化交流、英語でのコミュニケーション、環境問題、グローバルな視点、キャリアパス
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は、国際的な視点から多様な考え・価値観を知ることにより、自らの思考の柔軟性や人間性の豊かさを培おうとするものである。(工学部ディプロマポリシー1.豊かな人間性と社会性および2.幅広い教養と汎用的技能)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 08.働きがいも経済成長も 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 11.住み続けられるまちづくりを 12.つくる責任つかう責任 13.気候変動に具体的な対策を 15.陸の豊かさも守ろう 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
授業は、海外への渡航前の事前学習、海外でのプログラム実施、事後学習の3つから構成される。 事前学習:海外協定校の国・地域事情についての学習およびコミュニケーションツールとなる英語の実践力を強化する学習を行う。 海外での実施:9月に約一週間海外協定校においてプログラム実施。今年度はモンゴル国へ派遣予定 事後学習:活動を振り返り、報告レポートを英語で作成。加えて、公開での報告会実施。
・日程
5月中旬 説明会開催、受講者募集開始 6月初旬 書類選考及び面接、受講者決定 6月~出発まで 英語力強化講座・派遣国についての学習、交流内容企画検討・準備 9月 (予定)渡航・プログラム実施 10月 レポート提出および報告会での発表
※ただし、感染症等の状況によっては、開講しない場合があります。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
事前学習期間中に、現地での活動を見据えて、語学学習を自ら積極的に行ってください。また、日本に関する情報提供について各自アイデアを出しながら、受講者間で主体的に企画・準備してください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
現地においては英語で自分たちを紹介する時間がありますので、山形大学工学部生として伝えたいこと、紹介したいものの準備をしておいてください。形式は、プレゼンテーションスタイル、デモンストレーションスタイル等、自由です。
【成績の評価】
・基準
(1)異なる文化に対する自分の受け止め方や考えたことを内省し、説明できることが合格の基準です。 (2)現地での活動において英語による意思の疎通を意欲的に行っていることが合格の基準です。 (3)日本を客観的に捉え、他国との比較により見出した優れている点や不足点を説明できることが合格の基準です。 (4)グローバルな視点から自己のキャリアを考えられることが合格の基準です。
・方法
事前学習活動20点、現地での学習活動50点、事後学習活動 30点(レポート15点+報告発表会15点)。100点満点中60点以上を合格とする。
【テキスト・参考書】
事前のテキスト・参考書として指定するものはありません。活動の内容に応じて、必要な資料を適宜紹介します。
【その他】
・学生へのメッセージ
海外での交流を希望する皆さんにとって、この科目は入門編と言えるものです。ぜひ一歩世界に踏み出してみてください。 ※感染症等の状況によっては、開講しない場合があります。
・オフィス・アワー
特に指定の曜日・時間は設けませんので、事前に連絡を取って9号館1階の国際交流ラウンジ奥にある教員室に来てください。
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