先端農学
 Frontiers in Agricultural Science
 担当教員:村山秀樹(MURAYAMA Hideki),星野友紀(HOSHINO Tomoki),片平光彦(KATAHIRA Mitsuhiko),家串哲生(IEKUSHI Tetsuo),佐藤智(SATO Satoru),豊増知伸(TOYOMASU Tomonobu),笹沼恒男(SASANUMA Tsuneo),小関卓也(KOSEKI Takuya),塩野義人(SHIONO Yoshihito),芦谷竜矢(ASHITANI Tatsuya),ロペス・ラリー(LOPEZ Larry),江成広斗(ENARI Hiroto),渡邉一哉(WATANABE Kazuya),渡部 徹(WATANABE Toru)
 担当教員の所属:農学部
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):小関は,国税庁において酒類の研究と酒類業界の支援に携わった経験があり,その経験をもとに日本酒醸造の技術について講義する。
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:農学部  科目区分:専門基礎導入科目(必修科目) 
【授業の目的】
農学のフロンティアは全方向に360°拡がっている。農学部に入学した学生に山形大学農学部で行っている最新・最先端の研究を紹介し,農学の面白さを伝えることを目的とする。

【授業の到達目標】
(1)農学のフロンティアは全方向に360度拡がっていることを理解することができる。【知識・理解】
(2)農学の基礎知識を列挙できる。【知識・理解】

【授業概要(キーワード)】
農業生産,生命科学,環境科学

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
農学部のディプロマ・ポリシーのうち,「食料,生命,環境科学について強い好奇心と探求心を身につけている」に関連して,農学のフロンティアを学ぶことで好奇心や探求心を涵養するための科目である。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
02.飢餓をゼロに
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
12.つくる責任つかう責任
15.陸の豊かさも守ろう

【授業計画】
・授業の方法
・対面講義とリアルタイム遠隔講義を併用して実施する。
・農学部の15人の教員がオムニバス方式で,パワーポイントを用いた講義を行う。
・日程
この授業は以下のテーマで行う予定であるが,順番や担当者の変更の可能性がある。確定したスケジュールは,第1回の授業時に周知する。
第1回 ラ・フランスを科学する(村山秀樹)
第2回 カビの探索-物質生産と化学構造について-(塩野義人)
第3回 DNA解析から見える作物の進化と多様性(笹沼恒男)
第4回 ジテルペノイドの生合成と作用機構に関する分子生物学・生化学的研究(豊増知伸)
第5回 醸造と微生物および酵素(小関卓也)
第6回 森林資源化学(林産化学)の研究(芦谷竜矢)
第7回 Impact of climate change on forests ecosystems in cold environments(ロペス・ラリー)
第8回 野生動物との共存を考える(江成広斗)
第9回 空気と水と緑と大地の環境学(石川雅也)
第10回 下水道資源の農業利用(渡部 徹)
第11回 生ゴミと排せつ物の過去現在未来(佐藤 智)
第12回 作物のおいしさを決める遺伝子の探索とその育種利用(星野友紀)
第13回 共有地の悲劇と喜劇(林 雅秀)
第14回 IoTを用いた先端農業について(片平光彦)
第15回 農業法人組織のマネジメントコントロール(家串哲生)

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
パワーポイントを用いて講義を行うので,各自ノートを取り,整理する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
・準備学修に必要な学習時間の目安は,1時間/週です。
・講義を受講した当日にノートを整理し、講義内容を復習する。また,関連の本や資料を読む。

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標として示した「農学のフロンティアは全方向に360度拡がっていることを理解していること」と「講義で紹介された内容に関連した農学の基礎知識を身につけていること」を合格の基準とする。
・方法
平常点,レスポンスカードならびにレポートから総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
特に指定しない。15人の教員が,それぞれの担当講義回に必要な資料を配付する。

【その他】
・学生へのメッセージ
農学のフロンティアは全方向に360度拡がっています。農学部に入学した皆さんに山形大学農学部で行っている最新・最先端の研究を紹介し,農学の面白さを伝えます。
・オフィス・アワー
・講義の内容に関する質問は,担当教員にメール(アドレスは授業の際に知らせる)で連絡すること。

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