本授業は、２年次開講の本コース関連科目を学び理解するための基礎になることを目的とします。また、本コースを担当する教育分野での最近の話題についてもわかりやすく紹介します。なお、アグリサイエンスコースは安全な農畜産物を持続的かつ安定的に生産するための理論や技術を学び、さらに、限られた資源（物的資源、人的資源）を有効に利用するためのマネジメントについて学ぶコースです。

このアグリサイエンスコース概論を履修した学生は、
１）２年次以降に本コースで学ぶための基礎情報について説明できるようになります。【知識・理解】
２）2年次の本コースの関連する科目について自ら調べることができるようになります。【技能】
３）本コースの教育研究領域の基礎的な知識について、本コースを選択の有無にかかわらず討議することができるようになります。【態度・習慣】

栽培土壌学、生産機械学、作物学、作物育種学、地域資源循環学、果樹園芸学、野菜園芸学、観賞植物学、畜産学、植物病理学、動物生態学、食農環境政策学・経済学、消費者行動論、食農環境会計学、食農環境歴史・社会学、食農環境地理学、食農総合科学

A-1．ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。：1～25％

本科目は２年次に最初に履修する学科共通科目及び本コース共通科目などコース関連科目を学ぶための基礎と位置付けています。（農学部教育課程編成・実施の方針1-(2)概要：コース配属前の学生に対して専門基礎科目を開講し、幅広い分野の教育を展開すること）。

01.貧困をなくそう
02.飢餓をゼロに
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
12.つくる責任つかう責任
15.陸の豊かさも守ろう

本授業はアグリサイエンスコースに関わる研究分野から12名の教員が本コースに関連する内容で講義します。
周知すべき内容や授業で使用する資料はWebClassに提示するので必ず確認してください。

第1回：ガイダンスと講義：星野 友紀
第7回：前半（第1回から6回の担当教員）のまとめと確認、質疑応答
第14回：後半（第8回から13回の担当教員）のまとめと確認、質疑応答
第15回：最終のまとめと確認、質疑応答：星野 友紀

担当教員と講義タイトル
・星野 友紀：アグリサイエンスコースの魅力紹介
・小林 隆：植物病理学概論
・佐々木 由佳：作物栽培における土壌の役割
・茄子川 恒：水稲栽培の流れ
・小笠原 宣好：花卉生産の役割と現状
・鍋島 朋之：野菜園芸学が扱う研究領域
・渋谷 知暉：果樹の生産と品種改良
・松山 裕城：畜産業の現在と未来
・陳 奥飛：食に関わる消費者の選択行動
・家串 哲生：農業経営のマネジメント・コントロール
・五領田 小百合：農から健幸をつくる〜医食農分野における社会実装研究の最新事例〜
・今野 真輔：農業機械の種類と役割

担当者の順番はガイダンスで説明します。

授業計画を事前に把握するように心がけてください。
各回の授業についてレスポンスカードを書いてもらいます。授業の内容を理解し簡単にまとめるとともに、授業ごとに復習するように心がけてください。

授業内容を整理し、関連することをすぐに自ら調べて理解を深めることが不可欠です。

授業の到達目標で示した、１）２年次以降に本コースで学ぶための基礎情報を説明できるようになることや、２）2年次の本コースの関連する科目について自ら調べること、３）本コースの教育研究領域の基礎的な知識について討議すること、ができるようになることを合格の基準とします。

各教員から課せられるレポート課題の合計点(約80%）と出席態度(約20％）から合計100点満点で成績を出します。

テキストは指定しません。参考書などについては担当教員より随時紹介されます。

本コース選択のための材料にしてください。
また、本コースを将来選択しない場合でも、コースの概要を理解してください。

第１回の授業中に連絡する。不在の場合もあるので事前に連絡してください。