情報処理演習(エコサイエンスコース)(農学)
 Seminar on Information Processing Methods
 担当教員:江成 広斗(ENARI Hiroto),林 雅秀(HAYASHI Masahide),吉村 謙一(YOSHIMURA Kenichi),斎藤 昌幸(SAITO Masayuki)
 担当教員の所属:農学部
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:エコサイエンスコース  科目区分:必修 
【授業の目的】
科学を主体的に学ぶ上で必要となる、①科学者の倫理と責任、②科学の作法と手続き(仮説形成)、③情報の検索と入手、④情報の編集・加工・統計処理、⑤情報のアウトプット(レポートとプレゼンテーション)の基礎について学ぶ。

【授業の到達目標】
科学を学ぶ姿勢や倫理について習得したうえで、科学を進めるうえで最低限必要となる基礎的な情報処理(電子メール、ワードプロセッサ、表計算、インターネットを通した情報検索、プレゼンソフト)について理解できるようになる【知識・理解】。

【授業概要(キーワード)】
科学者倫理、統計処理、プレゼンテーション、学生主体型授業

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
卒業論文作成に使用する情報収集や、処理技術と、統計手法の基礎を習得する。
なお、これらは農学部のディプロマポリシーの2(2)、3(3)・(4)に該当する

【授業計画】
・授業の方法
講義(科学者倫理、情報検索、オフィス系計ソフト使用の解説)とその演習による。
・日程
1.ガイダンス+科学哲学の基礎(科学の倫理、役割と責任)
2.科学の作法を学ぶ:仮説演繹法とは
3.パソコンの仕組みとメンテナンス ※ファイル・フォルダ・拡張子の意味、OS・メモリ・ストレージの解説、デフラグ・ウイルス対策・バックアップ・パソコンの寿命等の解説
4.情報リテラシ①:電子メールの利用、ネットトラブル
5.情報リテラシ②:文献検索と情報の信頼性 ※著作権などの説明も含む
6.データ処理の基礎1 ※良いデータ入力、悪いデータ入力
7.データ処理の基礎2 ※エクセルによるデータ処理、フィルタやピボットテーブル
8.データ処理の基礎3 ※良いグラフ・表の作り方/見せ方
9.地図データ作成の基礎 ※GPSやカシミールをもちいた演習
10.文章作成の基礎 ※ワードの基礎を習得
11.良いレポートとは何か ※基礎的な論文構成などについての解説
12.良いプレゼンテーションとは何か ※パワポの使い方、色の使い方や文字サイズなど
13.まとめと課題作成① ※卒業論文発表会に参加し課題をまとめる
14.まとめと課題作成② ※上記の作業の続き
15.まとめと課題作成③ ※上記の作業の続き

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
3号館2階203講義室において、実際にパソコンを操作しながら演習を行う。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
与えられた課題を十分に理解できるよう、配布した資料やインターネットをもちいた情報収集を演習の事前・事後に行うことを推奨する。

【成績の評価】
・基準
授業目的に記載した①~⑤をまでを理解し、授業の到達目標に記載した電子メール、ワードプロセッサ、表計算、インターネットを通した情報検索、プレゼンソフトについて、自身で説明・操作できることを当該科目の合格基準とする。
・方法
個々の演習課題の評価(60点)+ 最終課題の評価(40点)により、到達目標に記載した事項をクリアできたかを判断する

【テキスト・参考書】
【参考書】
1)論文を書くための科学の手順 文一総合出版 山田 俊弘 (著)
2)これから論文を書く若者のために 究極の大改訂版 共立出版 酒井 聡樹 (著)

【その他】
・学生へのメッセージ
パソコンを利用する演習のため、講義開始時刻には遅刻しないようにすること。開始時刻と同時に開始する。
・オフィス・アワー
ガイダンス時に提示する各回の担当教員に問い合わせてください。全般については代表者の江成に問い合わせてください。なお、出張が多いため、事前にメールで問い合わせてください enari@tds1.tr.yamagata-u.ac.jp

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