【授業の目的】
3年次までに学んだ知識・技術を基に、指導教員の指導を受けて研究課題に取り組み、卒業論文を作成する。これらにより、専門的知識・技術、問題発見力、論理的思考力、問題解決力、表現力を身につけることを目的とする。
【授業の到達目標】
次のことを目標にする。 (1) 研究課題に関する知識を説明できる。【知識・理解】 (2) 研究課題に関する専門的技術を実践できる。【技能】 (3) 研究課題に関する問題発見力、論理的思考力、問題解決力を養ったうえ、自らの考えを明瞭に表現できる。【態度・習慣】 (4) 社会に対する責任と倫理観をもつことができる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
学生主体型、バイオサイエンスコース各専門分野(応用細胞生物学、応用微生物学、ゲノム機能生化学、食品栄養科学、食品機能学、食品創製科学、植物遺伝育種学、植物遺伝資源学、植物栄養学・土壌学、生物有機化学、動物機能調節学、農産物生理化学、発酵制御学、微生物資源利用学、分子細胞生化学)
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:76~100% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:76~100% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:26~50% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:76~100% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:76~100% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:26~50% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:76~100% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
この科目は、調査や実験で得た結果を客観的に分析し、論理的に考察を加える能力や手法を講義・演習・実験・実習を通じて身につけられるようにするものである。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう 02.飢餓をゼロに 03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに 05.ジェンダー平等を実現しよう 07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 08.働きがいも経済成長も 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 10.人や国の不平等をなくそう 13.気候変動に具体的な対策を 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
・バイオサイエンスを学習する上で重要な(1)研究課題を通して専門知識・技術の修得、(2)研究課題に関わる周辺知識(社会的背景、研究の特色、国内外の研究状況)の修得、(3)問題解決能力、データを基にした論理的思考能力およびディスカッション能力の獲得、(4)社会に対する責任と倫理観を持った技術者の育成、について実験、演習、講義を行う。 ・対面実施を主とするが、状況に応じてリアルタイム遠隔通信などでも行う。
・日程
研究室に所属して、研究課題について調査・実験を行い、卒業論文を作成する。また、卒業論文発表会で発表を行う。年間スケジュールは概ね以下の通りである。
3年10月: 研究室仮配属 4年前期および後期: 卒業論文研究の実施 2月中旬: 卒業論文発表会 2月下旬頃: 卒業論文提出
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
研究課題および課題を遂行する上で必要となる研究関連活動(文献調査、実験、フィールドワーク、データ整理、セミナー、ディスカッション、論文執筆、プレゼンテーション等)に主体的、継続的に取り組む。専門的な内容なので、教員の指示に従って進めていく。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
卒業研究では多岐に渡った専門性が要求されることから、実験結果はその日の内にまとめる必要がある。また、翌日の研究内容を可能な限り予習し、事故の無いように実験を行う準備をしておく。不明な点があればインターネットや図書館を活用して調べるよう心がける。
【成績の評価】
・基準
成績評価の基準は、研究課題を通じた当該分野の専門知識・技術や周辺知識の修得、問題解決・データをもとづく論理的思考・デスカッション能力の獲得が認められることとする。
・方法
評価方法は、卒業研究、卒業論文の作成過程、卒業論文発表における発表と質疑応答等を参考に指導教員が評価する。
【テキスト・参考書】
研究室に入室後、各指導教員が卒業論文に関連する学術論文や教科書、参考書を提示する。
【その他】
・学生へのメッセージ
卒業研究は本格的な研究活動となります。事故に気をつけ、自分自信を見つめて正しい科学的データが得られるように努力する必要があります。また、卒業論文研究は日々の積み重ねが重要です。指導教員と綿密な打ち合わせを行い、計画的、積極的に取り組むよう心がけて下さい。
・オフィス・アワー
指導教員、副指導教員と密接に連絡を取り、研究を行う上で問題が無いように進めてほしい。オフィスアワーは教員ごとに異なるので、研究室に入室後に聞くようにして下さい。
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