【授業の目的】
安全な農産物を効率的に生産するための農業機械技術に加え、センシング情報などを利用した農業ICTについて理解を深める。また、持続可能な食料生産技術としての環境保全型農業について基礎的な知識を得る。
【授業の到達目標】
１）農業生産現場で使われる農業機械と環境保全型農業を含めた農作物生産技術の概要を説明できる。
２）農産物生産に関する農業ICT、GIS・リモートセンシングについてその概要を述べることができる。
【授業概要（キーワード）】
環境保全型農業、農業機械、GIS・リモートセンシング
【学生主体型授業（アクティブラーニング）について】
A-1．ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。：1～25％
A-2．小レポート等により、事前学習（下調べ、調査等含む）が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。：1～25％
A-3．習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。：1～25％
【科目の位置付け】
本科目は、食料（農畜産物）の生産管理に必要な生産・加工技術おける専門的な知識を習得するとともに、アグリサイエンスコースの専門分野で学ぶ上で重要となる専門知識を身につけるものである（農学部のディプロマ・ポリシー)。
【SDGs（持続可能な開発目標）】
01.貧困をなくそう
02.飢餓をゼロに
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
12.つくる責任つかう責任
15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
この授業は主に面接での授業を行います。
１）各専門分野の教員から専門分野での研究に必要な基礎的なテーマを順次取り上げる。
２）各回の授業で配布する資料や補助教材なども併用しながら授業を進めます。
３）教員からの一方通行の授業でなく，学生の発表・質疑応答によって授業を進めていきます（アクティブラーニング）。
・日程
初回までにWEBCLASSで講義（全15回）の順番を告知します。
片平担当回
・農業機械学と農業生産
・機械力学1
・機械力学2
・エネルギと農業動力
・水稲で使われる農業機械
・営農排水対策と田畑輪換
・畑作で使われる農業機械
・園芸作で使われる農業機械
・収穫後の調製作業や加工に使われる農業機械
・有機農業とそこで使われる技術
・スマート農業論
渡辺理絵先生担当回
・GISの仕組みとその適用範囲
・RSの仕組みとその適用範囲
・農業分野におけるGIS/RSの利活用
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
１）配布される資料や、講義で示されるパワーポイントなどを参考に、実施された講義内容を筆記するなどして内容の理解に努めてください。
２）講義では積極的に質問するように心がけてください。
・授業時間外学習（予習・復習）のアドバイス
１）講義で指定された問題は必ず提出するとともに、配布資料や参考図書に目をとおして、内容の理解に努めてください。
２）講義内容を理解できるように、図書館やインターネットを活用して情報収集や配布資料での学習を行うことを推奨します。
３）講義で習った内容に関連することを自ら図書館やインターネットで自分なりに調べて、理解を深める努力が不可欠です。
【成績の評価】
・基準
１）授業の到達目標で示した各食料生産に用いる技術の基礎的な事項について適切に説明できることを合格の基準とします。
２）科目の位置づけに示した農学部のディプロマ・ポリシーに関する基本的な概念や用語を正しく理解していることを合格の基準とします。
・方法
各教員が実施する期末テスト、授業参加点などによる得点（２５％ずつ）の合計をもって評点とする。
【テキスト・参考書】
事前のテキスト・参考書として個別に指定するものはありませんが、必要な資料やプリントを授業ごとに配布し、授業進度や学生の理解に合わせて適宜紹介します。
【その他】
・学生へのメッセージ
１）高校で物理・生物を学んでいない学生にも理解できるよう分かりやすい講義を心掛けますが、理解できない点は適宜ご質問ください。
２）学生の積極的な参加を前提とした授業です。事前学習、授業内での積極的な発言をお願いします。
・オフィス・アワー
それぞれの授業を担当した教員が対応する。
質問がある場合には授業を担当した教員に確認すること。
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