食料（農畜産物）の生産にかかわる各専門分野（研究室）で必要となる専門的な管理技術、分析技術、解析・評価技術に関する基本的、応用的な手法の習得を目的とし、アグリサイエンスの各専門分野で対象となる農畜産物およびその生産環境を科学的・客観的に評価・解析する方法を理解する。

本科目を履修した学生は、
1．アグリサイエンスを学ぶために必要な実験や調査の手法を習得して利用できる。【技能】
2．食料生産にかかわる各種手法により各種データ処理とともに解析・評価できる。【技能】
3．専門分野で学ぶうえで重要となる関連科目への理解を深めることができる。【態度・習慣】

食料生産、管理技術、分析技術、解析・評価技術、学生主体型授業

A-1．ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。：1～25％
B-1．学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。：1～25％
D-1．演習、実習、実験等を行う機会がある。：76～100％
A-2．小レポート等により、事前学習（下調べ、調査等含む）が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。：1～25％

本科目は、食料（農畜産物）の生産管理を学ぶために必要な基礎的な専門的な知識、技術を習得するとともに、食料、生命、環境科学に対する好奇心と探究心を身につけ、アグリサイエンスコースの専門分野で学ぶうえで重要となる高度な専門技術を身につけるものである（農学部のディプロマ・ポリシー）。

02.飢餓をゼロに
06.安全な水とトイレを世界中に
08.働きがいも経済成長も
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
15.陸の豊かさも守ろう

この授業は主として面接授業となります。それぞれの専門分野（研究室）で実施する。その専門分野に必要な実験方法や調査方法を学ぶため、実験や調査のテーマや内容を計画して実施し、得られた各種データや調査結果を適切に処理して解析・評価していく。
なお、本科目での実験実習の実施内容については「食料生産科学専門実験実習Ⅱ」に関連する内容を考慮しながら行う。

専門分野（研究室）の教員の指導・助言のもとで、以下のように進める。
1回目 ･･･････ ガイダンス（本科目の目的や成績評価などの説明、実施内容の検討）
2回目 ･･･････ 実施計画や進め方の確認、実験や調査に関連する基本事項の確認
3～14回目 ･･･ 実験や調査の実施、各種データや調査結果の処理・評価
15回目 ･･････ 取り組んだ実施内容の総括

卒業研究に関連する幅広い内容の実験実習なので、主体的に取り組むこと。
教員からの指導・助言を受けながら実験実習を安全に遂行できるように努めること。
実験実習を行うだけではなく、取り組んだ実験や調査の意味・意義を理解すること。
実施内容で理解できなかった部分は自習等により補い、理解不足とならないように取り組むこと。

それぞれの実施内容を復習し、実施内容に関する基礎知識を理解しておくこと。
それぞれの実施内容を理解し、まとまりのあるレポート作成を心がけること。
それぞれの実施内容を整理し、興味のある内容は各自がさらに詳しく調べること。

授業の到達目標で示した、1．アグリサイエンスを学ぶために必要な実験や調査の手法を習得して利用できること、2．食料生産にかかわる各種手法により各種データ処理とともに解析・評価できること、3．専門分野で学ぶうえで重要となる関連科目への理解を深めることができること、を合格の基準とします。

授業態度およびレポート内容により総合的に評価する。
専門分野（研究室）ごとの実施日すべてに受講してレポートを提出した場合の評価点を80点とし、授業態度やレポート内容により加点を行う。

担当教員が必要に応じて、実験実習の実施内容に関連するプリント資料を配付し、テキストや参考書を紹介する。
2年次開講の実験実習科目で配付される実験実習資料集も利用する。

卒業研究に関連する様々な実験や調査を行うので積極的に取り組むこと。
実験実習の内容を復習して専門分野で必要な基本的な内容を理解するように取り組むこと。

各専門分野（研究室）の教員が対応するので、質問がある場合には各担当教員へ確認すること。