食料生産研究演習Ⅰ
 Research Seminar on Agri-Science Ⅰ
 担当教員:アグリサイエンスコース担当教員
 担当教員の所属:農学部
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:アグリサイエンスコース基幹プログラム  科目区分:コースプログラム別必修科目 
【授業の目的】
卒論論文研究の実施にあたり関連の科学論文等を探し、読解し、概要を発表することで、各専門分野における研究テーマの内容や問題点について明確に把握できるようになることを目的とする。さらに、卒業論文研究の実施に必要な素養を養うことを目的とする。

【授業の到達目標】
この科目を受講した学生は、
(1)専門分野の科学論文等を中心に読解することによって、研究動向や手法などの知識を得ることができる。【知識・理解】
(2)研究動向などに対する自らの考えを伝え、学生間で議論する能力を養うことができる。【態度・習慣】
(3)演習によって卒業論文研究の実施に繋げることができる。【技能】

【授業概要(キーワード)】
科学論文、研究手法、研究遂行、アクティブラーニング

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:26~50%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:26~50%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:26~50%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
強い好奇心と探求心,諸課題への高い見識と展望を持って自ら解決する能力と,総合的な判断力を有した学生を育てるために配置した演習科目で(農学部カリキュラムポリシー 1(3))、アグリサイエンスコースの専門的な知識,技術,情報処理方法,語学力および,研究実行力,科学的思考力,問題解決力を身につけるためのものである(農学部ディプロマポリシー 3(3)(5))。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう
02.飢餓をゼロに
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
15.陸の豊かさも守ろう

【授業計画】
・授業の方法
各研究室においてゼミナール方式等で進める。
履修学生の興味ある各分野の専門的な科学論文等をわかりやすく説明し、質疑応答により理解度を深める。
・日程
当番により履修学生が科学論文等を解説し、討議する。
主な日程は以下のとおりである。
第1回 ・・・・・・・ ガイダンス(発表方法や日程の確認など)
第2~14回 ・・・ 科学論文等の紹介
第15回 ・・・・・・ 総括

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
十分な準備ができないと発表できないので、発表者は紹介する論文の論旨をよく理解した上で演習に臨むこと。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
わからない点は準備段階で教員に質問して解決しておくこと。また、教員のコメントをメモしたり、卒業論文に応用できそうな点をまとめておく。

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した、(1)専門分野の科学論文等から研究動向や手法などを理解し発表すること、(2)自らの考えを伝え、議論すること、
(3)卒業論文研究の計画立案に繋げることができることを合格の基準とします。
・方法
各教育分野の教員が発表の内容や理解度、質疑応答、履修態度などから総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
本科目の共通のテキストや参考書はなく、各教育分野の各種専門の辞典やハンドブックなどを利用すること。

【その他】
・学生へのメッセージ
各専門分野の研究の奥深さに触れることによって、研究の素晴らしさや偉大さの一端を理解することを期待する。
プレゼンテーションや討論の重要性や難しさについても経験を重ねてほしい。
・オフィス・アワー
アグリサイエンスコース担当教員のオフィスアワーに準じて各教員が指定した内容で対応する。

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