【授業の目的】
日本および世界の食料生産の現状、課題、および今後の展望を、栽培管理、遺伝的形質、環境条件、環境問題の視点から総合的に理解することを目的とする。
【授業の到達目標】
１）食料生産と栽培管理の関係を説明することができる。【知識・理解】
２）作物の植物学的な特徴と遺伝的形質について説明することができる。【知識・理解】
３）作物栽培と環境条件の関係を説明することができる。【知識・理解】
４）環境問題に対応した作物栽培について説明することができる。【知識・理解】
【授業概要（キーワード）】
作物、食料生産、栽培、遺伝、環境、技術
【科目の位置付け】
この授業は、農学の細分化された専門領域間の相互関係を確認することで、対象全体を俯瞰的・総合的に理解するための科目である。
【SDGs（持続可能な開発目標）】
02.飢餓をゼロに
13.気候変動に具体的な対策を
15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
作物、環境および栽培技術の相互関係を踏まえ、作物栽培に関する知見を教科書を使って概説する。
・日程
授業の形態：面接授業
日程
1. ガイダンス、食料生産と栽培学
2. 作物の起源と農耕文化
3. 作物の遺伝的改良
4. 耕地生態系と環境条件
5. 作物の栽培管理
6. 植物保護、施設管理
7. 栽培様式と作付様式
8. まとめと中間試験
9. 収量形成生育診断
10. 世界の農業システム
11. 環境問題と作物栽培
12. 資源を節約する農業
13. 環境を保全する農業
14. 今後の栽培研究
15. まとめと期末試験
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義内容の理解を深めるため、教科書、配布資料、パワーポイントで示された情報をノートにまとめること。
・授業時間外学習（予習・復習）のアドバイス
教科書を用いて予習を行い、わからなかった点をノートにまとめておくこと。復習では講義と教科書の関連を確認し、補足情報をノートに加えていくと理解を深めることができる。
【成績の評価】
・基準
基本的な専門用語、および到達目標で示した内容を正しく理解し、説明できることを合格の基準とする。
・方法
中間試験と期末試験を実施し、試験の平均点が60点以上を合格とする。
【テキスト・参考書】
テキストとして、栽培学ー環境と持続的農業ー（朝倉書店）を使用する。また必要に応じて資料を配布する。
【その他】
・学生へのメッセージ
作物栽培学が取り扱う内容は複数の専門科目に関わるため、関係する科目の教科書やノートをみることで、理解を深めることがでる。
・オフィス・アワー
アグリコースの掲示板で示す予定である。
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