花卉園芸学
 Ornamental Horticulture
 担当教員:小笠原 宣好(OGASAWARA Nobuyoshi)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科アグリサイエンスコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:アグリサイエンスコース  科目区分:選択科目 
【授業の目的】
花卉とは観賞用に栽培される植物のことで、切り花、観葉植物を含む鉢花、庭木などが含まれる。安全な花卉生産のため、開花調節技術をはじめとする花卉生産技術ついて理解を深め、農業生産や人間の生活の中における花卉園芸のあり方について考えることを目的とする。

【授業の到達目標】
1)重要な花卉について、分類、形態、生態、開花調節法、繁殖、育種等の生産技術について説明できる。【知識・理解】
2)種々の花卉の利用法について説明できる。【知識・理解】

【授業概要(キーワード)】
植物、形態、生態、生理、歴史、地理、学生主体型授業

【科目の位置付け】
安全な花卉を生産するための専門技術に関する知識と、それを問題解決や研究開発へと応用できる能力を身に付けるための科目である(農学部のカリキュラム・ポリシー)

【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
15.陸の豊かさも守ろう

【授業計画】
・授業の方法
この授業は面接で行います。
配布する紙資料に沿って授業を進めるますが、映写を多用することによって視覚的に理解を深めてもらいます。
・日程
1.花卉生産の役割と歴史
2.花卉の原産地と生態型
3.花卉の形態と生態
4.各論
(1)キク、カーネーション、バラ
(2)一年草類
(3)宿根草類
(4)球根類
(5)花木類
(6)温室植物、ラン類
5.花卉の品質と流通
6.花卉の育種と遺伝資源
7.花卉の利用(1)室内装飾
8.花卉の利用(2)室外装飾
9.伝統園芸
10.まとめと試験

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
果樹園芸学、野菜園芸・施設学も園芸学を理解する上で重要なので、園芸分野の研究室に配属の学生はあわせて受講すること。また、育種学も受講しておくことが望ましい。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
まず、学ぼうとする対象物を知ることが第一です。花屋さんやガーデンセンター等に足を運んで、花を実際に目で見て名前を覚えてください。
少しでも興味を持ったら、自分で花を育ててみてください。

【成績の評価】
・基準
花卉園芸に関する基礎的な事項を理解できていることを合格の基準とします。
・方法
期末に筆記試験を行い、60点以上を合格とします。講義中に質疑を行い、その応答状況によって評点の加点を行います。

【テキスト・参考書】
教科書は指定しません。必要に応じ資料を配布します。
参考書は下記のものがあります。
金濱耕基編 観賞園芸学(文永堂、2013)
腰岡政二編著 花卉園芸学の基礎(農文協、2015)
今西英雄著 花卉園芸学(養賢堂、2000)
大川 清著 花卉園芸総論(養賢堂、1995)
今西英雄編 花卉園芸(文永堂、1995)

【その他】
・学生へのメッセージ
本講で取り上げる内容は花卉園芸のほんのごく一部に過ぎません。
基礎園芸学をすでに履修していることを前提に授業を行う。基礎園芸学で配布したプリントを持参してください。
配布資料は、毎回持参してください。
・オフィス・アワー
時間と連絡先は4月の進級ガイダンス時に掲示します。
メールでアポをとってもらえれば確実です。

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