環境保全型栽培土壌学
 Environment Consevation Edaphology
 担当教員:角田 憲一(KAKUDA Ken-ichi)
 担当教員の所属:農学部
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:対面授業
 開講対象:アグリサイエンスコース  科目区分:コース選択 
【授業の目的】
食料生産に関する専門的諸課題を解決するため、土壌と作物の診断技術および対策方法を習得すること。

【授業の到達目標】
1. 化学的、物理的、生物的情報に基づき土壌を診断できる。【知識・理解、技能】
2. 作物の生育状況から栄養状態を診断できる。【知識・理解、技能】
3. 土壌と作物の診断結果を用いて処方箋を作成できる。【技能】

【授業概要(キーワード)】
土壌診断、栽培、施肥、土壌改良資材

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:26~50%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
本科目は基礎土壌学、作物学、作物栽培学に関する基礎知識を前提にした応用科目であり、生産現場での課題を捉え、解決に向けて計画を作成できる知識と技術を習得するための科目である。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
15.陸の豊かさも守ろう

【授業計画】
・授業の方法
主に面接授業となるが、遠隔授業を利用することもある。
学生による発表・討論を通じて理解を深める。
・日程
・日程
以下に示すテキストのページを対象とする。
(1)1-20(有効態リン酸の前まで)
(2)20-43
(3)44-66
(4)67-95
(5)96-125
(6)まとめと試験
(7)126-143(堆肥の種類と特性の前まで)
(8)143-160
(9)161-181(キャベツの前まで)
(10)181-200(サツマイモの前まで)
(11)200-221
(12)222-238
(13)239-254
(14)まとめと試験
(15)処方箋の書き方

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
発表者:テキストの対象範囲を30分で説明すること。他の書籍・文献を活用してもよい。
聴講者:理解できなかった点を参加者全員で共有し、議論すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
発表者は対象範囲をパワーポイントに簡潔にまとめること(目安として各回30−40ページ)。なお、パワーポイントは、授業前日までにWebClassへアップロードすること。
各回に指定されたテキストの範囲をあらかじめ予習しておくこと。
復習では、新しく得られた情報をノートに加えていく。

【成績の評価】
・基準
1. 化学的、物理的、生物的な観点から土壌診断を行うことができるか。
2.土壌診断の結果に基づき、適切な対策を行うための処方箋を作ることができるか。
・方法
授業の取り組み態度、発表内容、および2回の試験を総合的に評価する。
(取り組み態度と発表内容50点、試験50点)

【テキスト・参考書】
新版 土壌診断と作物生育改善 改訂版
一般財団法人日本土壌協会 曙光印刷

【その他】
・学生へのメッセージ
本科目は日本土壌協会が認定する土壌医2級に対応した内容であり、作物の診断と対策についての実践的な内容を学ぶことができる。
・オフィス・アワー
第1回の授業で説明する。

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