【授業の目的】
バイオサイエンスコースの分野における基礎的な実験操作に触れ、それぞれの分野における実験を理解し、また得られた実験結果を考察することにより、科学の原理についての基本的な理解を目指すことを目的とする。
【授業の到達目標】
バイオサイエンスコースの基礎的な実験操作に触れることにより、バイオサイエンスコースとして最低必要な実験手法を身につけることができる。
【授業概要(キーワード)】
学生主体型、バイオサイエンス、実験手法
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この実験は、バイオサイエンスに関わる基本的な実験方法を身につけるものである。研究立案や研究発表など研究者・技術者に必要な将来的に身につけるべき能力を養うための基盤となる科目である。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう 02.飢餓をゼロに 03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに 07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 08.働きがいも経済成長も 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 10.人や国の不平等をなくそう 13.気候変動に具体的な対策を 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
・担当教員が、それぞれの実験プログラムを実施する。 ・対面実施を主とするが、状況に応じてリアルタイム遠隔授業などでも行う。
・日程
以下の内容を1回または複数回にわたり実施する。詳細はガイダンス時に公表する。 ・実験用ガラス器具を作る ・微生物や実験動物、細胞の取り扱いについて学ぶ ・緩衝液の作成と緩衝作用を観察する ・中和滴定を学ぶ ・目的物質の抽出・分離操作を学ぶ ・分子生物学実験の基礎的操作を学ぶ *状況に応じて、一部内容を変更することがある。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
1.欠席、著しい遅刻は、特別な理由がない限りは認めない。特別な理由があるときは担当教員に申し出ること。 2.全ての担当教員の実習について、レポートは必ず期限内に提出すること。 以上を守れない場合は、総合評点は不合格となる場合がある。 3.事前に配付された資料を熟読し、作業内容は予習しておき、当日に資料を読みながら実験するようなことがないよう努めること。 実験で得られたデータは直ちにノートに正確に記すること。また気付いたことがあればレポートの考察に加えること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
与えられた資料に記述されている操作法、試薬などについて図書館やインターネットを活用し、情報収集や配布資料の事前学習を行う。また、その日に行った実験の作業・結果についても不明な点は調べて復習する。
【成績の評価】
・基準
全ての実習に参加して実技を行い、到達目標を踏まえた実験レポート内容での提出ができていることが合格基準である。配点は、授業参加・実技50点、実験レポート50点を目安とする。
・方法
授業参加、レポート記述内容、実験の習熟度から総合的に評価する。
【テキスト・参考書】
特定のテキストはなく、各担当教員が準備した資料を配付する。必要に応じて参考書などは提示する。
【その他】
・学生へのメッセージ
・実施の詳細についてはガイダンス時に説明する。 ・この実験は「食料生命環境学実験実習」と関係が深いので、2つの実験実習を通して生命科学の実験の基本をより深く学ぶことができる。 ・遅刻、早退、欠席は基本的に認めない。やむを得ず欠席などする場合は、担当教員に直接相談し、学生各自で対応すること。
・オフィス・アワー
各教員のオフィスアワーは掲示されるが、事前にアポをとれば、教員が会議、出張などで不在でない場合はいつでも対応可能。
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