【授業の目的】
バイオサイエンスコース実験IとIIでは、バイオサイエンスコースのそれぞれの分野における実験操作に触れ、それぞれの分野における実験の基礎を理解し、また得られた実験結果を考察することにより、科学の原理についての基本的な理解を目指すことを目的とする。バイオコース実験Ⅱは、その後半の実習を行う。
【授業の到達目標】
各分野の基礎的な実験操作に触れることにより、分野独自の研究の面白さにも触れながら、バイオサイエンスコースとして最低必要な実験手法を身につける。
【授業概要(キーワード)】
学生主体型、バイオサイエンス、実験技術
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:76~100% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:76~100% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
この実験で、それぞれの研究分野の基本的な実験方法を身につける。また、将来的に研究立案、発表など、研究者・技術者に必要となる能力を養うための科目である。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
食品機能学、植物遺伝育種学、植物遺伝資源学、植物栄養学・土壌学、動物機能調節学、発酵制御学に関わる基礎的な実験をそれぞれ行う。 この授業は、主として、面接授業であるが、遠隔授業(webclassやzoom)も利用する。
・日程
以下の内容を複数回にわたり実施する。詳細はガイダンス時に公表する。 ・食品機能学に関する基礎的な実験手法の習得 ・植物遺伝育種学に関する基礎的な実験手法の習得 ・植物遺伝資源学に関する基礎的な実験手法の習得 ・植物栄養学・土壌学に関する基礎的な実験手法の習得 ・動物機能調節学に関する基礎的な実験手法の習得 ・発酵制御学に関する基礎的な実験手法の習得
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
事前に配付された資料を熟読し、作業内容は予習しておき、当日に資料を読みながら実験するようなことがないよう努めること。実験で得られたデータは直ちにノートに正確に記すること。また気付いたことがあればレポートの考察に加えること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
配付された資料を元に予習をすること。実験当日に得られたデータは、復習として、その日のうちに整理すること。宿題として指定された問題は必ず行っておくこと。実験レポート作成に関し、図書館やインターネットを活用し情報収集を行うこと。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示したバイオサイエンスコース各分野における最低必要な実験手法を身につけることと、すべての実験実習に出席し、実験レポート提出ができていることが合格基準とする。
・方法
実験の目的、理解度、習熟度、レポートのまとめ方をレポートの内容から判断し、参加状況、実験の習熟度などから総合的に評価する。
【テキスト・参考書】
事前のテキスト・参考書として個別に指定するものはないが、必要な資料は各担当の教員が準備したものを配付し、必要に応じてテキストや参考書を紹介する。
【その他】
・学生へのメッセージ
・実習スケジュール等、実施の詳細はガイダンス時に説明する。 ・全出席が単位認定の最低条件なので、遅刻、欠席、早退は原則として認めない。 ・やむを得ない事情があっての場合は、担当教員に直接相談するなど学生各自で対応すること。
・オフィス・アワー
各教員のオフィスアワーは掲示されるが、事前にアポをとれば、教員が会議、出張などで不在でない場合はいつでも対応可能。
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