【授業の目的】
地球上には多種多様な微生物が生息しており、我々の生活・生命に密接に関わっている。本講義では、微生物の起源、進化、分類、構造、増殖、代謝、培養方法、取扱方法などの知識を修得することを目的とする。
【授業の到達目標】
微生物に関わる知識や取扱方法について体系的に理解できるようになる【知識・理解】。
【授業概要(キーワード)】
細菌、古細菌、真核生物、ウイルス、顕微鏡、培養、細胞構造、発酵、呼吸、光合成
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
微生物に関する様々な基礎的内容を習得することで、知識を多角的・多面的に使用できる技能を身につけるものである。(ディプロマポリシー)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう 02.飢餓をゼロに 03.すべての人に健康と福祉を 06.安全な水とトイレを世界中に 07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 10.人や国の不平等をなくそう 11.住み続けられるまちづくりを 12.つくる責任つかう責任 13.気候変動に具体的な対策を 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
微生物学に関連する書籍を基に講義を行う。講義はスライドや板書により行い、必要に応じて適宜プリントを配布する。
・日程
1. 地球の歴史と微生物の進化 (原核生物・真核生物・ウイルス) 2. 微生物学の歴史 (人間と微生物の関わり) 3. 微生物種類と分類の概要1 (真正細菌・古細菌・真核生物・ウイルス) 4. 微生物種類と分類の概要2 (真正細菌・古細菌・真核生物・ウイルス) 5. 微生物の構造1 (細胞壁・細胞膜・鞭毛・線毛) 6. 微生物の構造2 (リボソーム、DNA、RNA) 7. 微生物の構造3 (そのほか) 8. 前半のまとめ 9. 微生物の観察方法 (顕微鏡) 10. 微生物の培養方法 (滅菌・殺菌理論、無菌操作) 11. 微生物の増殖1 (栄養素、栄養取込様式、増殖理論) 12. 微生物の増殖2 (温度・pH・酸素応答) 13. 微生物の代謝1 (発酵・呼吸・光合成) 14. 微生物の代謝2 (糖質代謝・脂質代謝・アミノ酸代謝・核酸代謝) 15. 後半のまとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
各回の講義内容の関連性を調べ、全体の内容を理解する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
講義で紹介された内容について、参考書などで復習することが望ましい。
【成績の評価】
・基準
微生物に関する知識や取扱方法について十分に理解できていれば合格とする。
・方法
筆記試験の成績により評価する。100点満点中60点以上を合格とする。
【テキスト・参考書】
テキスト:プリントを適宜配布する。 参考書:大木理 著 微生物学(東京化学同人)
【その他】
・学生へのメッセージ
微生物学で学ぶ内容は非常に幅広いので、偏りなく学習することが望ましい。
・オフィス・アワー
WebClassのメールで連絡をして下さい。
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