【授業の目的】
農作物の栽培に有害な生物のうち,病原微生物と害虫,及び雑草から栽培植物をどのようにして保護するかに関わる基本的な知識を学習することを目的とします。
【授業の到達目標】
(1)栽培植物における病原微生物の防除に関する基本的な考え方を理解し、簡潔に説明できるようになる。【知識・理解】 (2)昆虫学および害虫防除に関する基本的な考え方を理解し、簡潔に説明できるようになる。【知識・理解】 (3)雑草害の防除に関する基本的な考え方を理解し、簡潔に説明できるようになる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
有害生物、病害、虫害、雑草害、アクティブラーニング
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は、食料生産における農作物の栽培管理技術に重要な栽培植物の保護に関する基礎知識を身につけるものです(農学部教育課程編成・実施の方針1-(4) 各コースにおいて定める専門的知識と能力が身につくように専門科目を配置すること)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
02.飢餓をゼロに 03.すべての人に健康と福祉を 13.気候変動に具体的な対策を 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
この授業は面接と遠隔の併用で行います。 プリントと関連図表を配布し、パワーポイントのスライドを用いて説明します。
・日程
・担当者の順番は変わることがあります。 1〜5回(小林) 1. ガイダンス・植物保護学の概要・雑草とは何か 2. 雑草の分類 3. 雑草の生理・生態 4. 雑草の防除法 5. 試験とまとめ 6〜10回(佐藤) 6. 昆虫学の基礎1 7. 昆虫学の基礎2 8. 害虫防除の歴史 9. これからの害虫防除 10. 試験とまとめ 11〜15回(長谷) 1. 植物保護学(病害編概要) 2. 植物の病気(伝染) 3. 病害診断 4. 病害防除(予防、農薬) 5. 試験とまとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義内容をノートに筆記して内容の理解に努めてください。特に重要な内容について、授業の初めや終わりに簡潔にまとめるようにしてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業で習う予定や習った内容に関連することを自ら図書館やインターネットで自分なりに調べて, 理解を深める努力が不可欠です。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した(1)栽培植物における病原微生物の防除、(2)昆虫学および害虫防除、(3)雑草害の防除に関する基本的な考え方を理解し、適切に説明できることを合格の基準とします。
・方法
病害、昆虫、雑草の3つの評価項目(約33%ずつ)の得点の合計を持って評点とします。
【テキスト・参考書】
テキスト・参考書は特に指定せず、授業の中で随時、紹介します。
【その他】
・学生へのメッセージ
基礎生態学、植物病理学、植物病害防除論の科目との関連性が強いので、前後に受講することを勧めます。
・オフィス・アワー
全般的な内容は長谷が応じます。授業内容の質問等は各担当教員と連絡を取るようにしてください。連絡先はガイダンスで説明します。
|