【授業の目的】
森林の多面的な働きの理解と森林流域の保全のために。 森林・度所調査・樹木生態、育林、森林整備に関わる実習を通じて、森林の多面的な働きについて理解を深め、森林の循環利用、森林流域の保全に関わる技術を習得。
【授業の到達目標】
流域保全における森林・林業の果たす役割についてりかいを深め、森林管理のための基礎的な技術を実際のフィールドにおいて習得する。
【授業概要(キーワード)】
土壌調査、森林の多面的な働き、樹木の生理・生態、育林、森林管理
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
森林学・環境学
【授業計画】
・授業の方法
上名川演習林のフィールドにおいて野外体験型の授業を行う。
・日程
以下の内容について2泊3日の日程で実施する。 1)落葉広葉樹天然林の土壌(検土杖とピットによる土壌構造の観測、菌類の果たす役割の観察、水源かん養機能の仕組みの把握) 2)豪雪地の樹木の生理・生態・内部構造の解析、更新様式の比較、耐雪機能の把握) 3)スギ幺齢人工林の育林(下刈り・枝打ち・ツル切り作業と林内環境変化の把握) 4)スギ壮齢人工林の森林管理(除伐・玉伐り作業と林内環境変化の把握)
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
演習林で様々な森林生態系の水・栄養・炭素循環の理解する為にサンプルと観測を行います。そのため、参加学生はグループを作って、各グループにはタスクが割り当てられますす。その日の夜プレゼンテーションの形で各グループの結果を発表する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
この実習は演習林に2泊3日で行うからできるだけ山に作業できる格好で来た方がいいです。その上外で作業・観察する時間が多いので着替えも持ってきた方がよい。
【成績の評価】
・基準
成績の評価は:出席(20%)・参加動力(30%)・レポート(50%) レポート内容をもとに総合的に評価する。
・方法
実習の時に学生の動力を高く評価する。特に、質問をしたり、作業を積極的な参加などチームワークも評価する
【テキスト・参考書】
・安定同位体地球科学 (東京大学出版会) ・葉でわかる樹木 (信濃毎日新聞社) ・森林科学用語集 (財団法人林学会) ・森林の物質循環 (東京出版会) ・立木空幹材積表 (日本林業調査会)
【その他】
・学生へのメッセージ
Let's enjoy the forest and understand how the forests interact with its surrounding environment.
・オフィス・アワー
毎週火曜日10:00~12:00
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