森林GIS実習
 Practice of Forest GIS
 担当教員:江成 広斗(ENARI Hiroto)、斎藤 昌幸(SAITO Masayuki)
 担当教員の所属:農学部
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:実習
 開講対象:エコサイエンスコース  科目区分:コース選択科目 
【授業の目的】
地理情報システム(主にArcGIS pro)を用いて、主に森林を対象とした地理情報データベースの利活用を目的とした高度な空間解析・統計技術を習得する。

【授業の到達目標】
前半(主にベクタデータの利活用)と後半(主にラスタデータの利活用)の課題を通して、GISに関する情報処理技術を習得できる【技能】

【授業概要(キーワード)】
GIS、地形、植生、森林、野生動物、学生主体型授業

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
エコサイエンスコースが定める専門的知識と能力を身に着け、自らの課題を発見して解決する能力を養う【知識・技能】

【授業計画】
・授業の方法
情報処理室(203教室)にて、パワーポイントにて解説をしながら、実習形式で進める
・日程
第1週:ガイダンス
第2~8週
・地図の表示とレイアウト(データの追加、シンボルやラベルの変更、投影変換)
・データの作成と編集(ジオレファレンス、新規フィーチャの作成、属性テーブルの編集、テーブル結合)
・ベクタ解析の基礎(XYデータの追加、バッファ、クリップ、イレース、ディゾルブ、属性検索、空間検索、空間結合)
・ラスタ解析の基礎(ラスタ演算、再分類、マスク)

第9~15週
・Spatial analystを用いた野生動植物の生態解析の基礎
・数値標高モデルDEMを用いた地形解析
・気象データの活用
・国土数値情報による各種データの収集と活用
・野生生物のハビタット評価の基礎(ゾーン統計、クロス集計)
・野生動物の行動圏解析の基礎(最外殻法、カーネル法)

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
2年次開講の情報処理演習を履修し、基本的なエクセルの操作法を事前に理解しておく必要がある。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
ホームページ掲載されている講義内容を把握しておくこと。
各自の課題や解析方法についてホームページを参照しながら再検討すること。

【成績の評価】
・基準
前半(担当:斎藤)のベクターデータの利活用、後半(担当:江成)のラスタデータの利活用の達成度を評価する実技試験を実施し評価する。
・方法
前半試験を50点、後半試験を50点として、成績を100点満点で算出する。

【テキスト・参考書】
【参考書】
特にありませんが、必要に応じて実習内で支持します

【その他】
・学生へのメッセージ
情報処理分室の利用ID、パスワードを事前に取得しておくこと。
・オフィス・アワー
出張がしばしば発生するため、事前にメールで問い合わせてください

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