【授業の目的】
農業農村整備事業を推進している行政機関の事業現場でのインターンシップを行うことで,農村の実情や施策について理解を深め,エコサイエンスコースで学ぶ知識が役立つ現場を知るとともに,進路を考える一助とすることを目的とする。
【授業の到達目標】
・農業農村整備に関わる実務の体験をもとに,農業農村の実情と課題について論究することができる。【知識・理解】 ・同じく実務の体験をもとに,測量,水理計算,環境調査,事業費積算等に関する基本的な業務が実施できる。【技能】 ・技術者としての素養を身につけ,キャリアデザインを進めることができる。特に農業農村工学職等の公務員を目指す学生にとっては,将来の自分がその職場で働く姿を想像できる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
農業農村整備,土地改良事業,職場体験,キャリアデザイン,アクティブラーニング
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
エコサイエンスコースのディプロマ・ポリシーに掲げられた能力すべての習得を助ける科目である。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
02.飢餓をゼロに 03.すべての人に健康と福祉を 06.安全な水とトイレを世界中に 11.住み続けられるまちづくりを 13.気候変動に具体的な対策を 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
8~9月の夏季休暇中に2週間程度,農林水産省の農業水利事務所や土地改良技術事務所等で実習を行う。
・日程
(1)4月に本実習の説明会を開催し,実習の概要や参加方法,実習先の決定方法などについて説明する。 (2)参加希望学生から,それぞれが希望する実習先や日程を聴取する。 (3)受入先との調整を行い,参加希望学生の実習先や日程を決定する。 (4)3で決めた実習先や日程にしたがい,8~9月に2週間程度の実習を行う。具体的な実習内容は,受入先の状況によって決定される。 (5)実習終了後に,農学部内で実習報告会(または,それに相当するレポート提出)を行う。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
・4月の説明会には必ず出席すること。そのために,開催案内の掲示等に注意すること。 ・実習中は,実習担当者の指示や注意を守り,事故等が起こらないよう十分注意すること。 ・実習中には毎日,日誌をつけ,実習終了後の報告会等に役立てること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
・実習前に,測量学,土木測量実習,水理学,応用力学,地盤工学などの科目を復習しておくこと。 ・実習終了後の報告会のために,その準備として実習中の活動内容を振り返り,内容と成果を整理しておくこと。また,実習中の成果品や,関連資料を保存しておくこと。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した「農業農村の実情と課題について論究することができること」,「測量,水理計算,環境調査,事業費積算等に関する基本的な業務が実施できること」,そして,「技術者としての素養を身につけ,キャリアデザインを進めることができること」を合格の基準とする。
・方法
実習への参加状況,実習中に作成したレポート,実習終了後の報告会の内容をもとに評価する。なお,受入先の実習担当者から評価の報告があった場合には,それも加味する。
【テキスト・参考書】
基本的には必要がないと思われるが,実習先によっては,実習担当者により指定される場合がある。
【その他】
・学生へのメッセージ
・実習先では,他大学の学生と一緒に実習するケースが多いので,同じ専門を学び同じ進路を目指す他大学の友人と出会う,よいチャンスになるかもしれません。 ・履修に当たっての留意点として,実習先との往復には,公共交通機関を利用して下さい。事故等によるトラブルのリスクを回避するため,往復に自家用車やバイクを使うことは原則としてできません。
・オフィス・アワー
在室時はいつでもどうぞ。事前にメールでアポイントとってもらうと確実です。
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