【授業の目的】
中山間地域および地方都市において、農林業を営む環境、日常生活をおくる環境に関する現状と課題を学習し、解決方法や課題への対処となる計画を考える能力を養う。
【授業の到達目標】
１）計画論的視点から農業農村に関する基礎的知識（土地利用計画、農業政策、地域活性化の方策など）を身につける。【知識・理解】
２）環境圏（土壌環境、水環境）を取り巻く諸問題を理解し、それらを説明できる知識を身につける。【知識・理解】
３）地域環境計画の全体構成を理解し、計画立案の考え方を身につける。【技能】
【学生主体型授業（アクティブラーニング）について】
A-1．ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。：1～25％
【科目の位置付け】
農学部のディプロマ・ポリシーのうち、「選択したコースの専門的な知識、技術、情報処理方法、語学力を身につけている」に関連して、エコサイエンスの中でも地域環境計画に関わる知識や技術を習得するための科目である。
【SDGs（持続可能な開発目標）】
06.安全な水とトイレを世界中に
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
11.住み続けられるまちづくりを
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
この授業は主として対面授業です。
下記テキストや配付資料に沿って、パワーポイントなどを用いて講義を進める。
・日程
１．ガイダンス、農山村地域の特性
２．農村政策の推移
３．土地利用計画
４．農業農村整備事業
５．住民主体の地域づくり
６．都市農村交流と農村定住
７．地域資源と再生可能エネルギー
８．中間試験とまとめ
９．環境分析の概説
１０．環境基準値(1)
１１．環境基準値(2)
１２．汚濁負荷
１３．環境アセスメント(1)
１４．環境アセスメント(2)
１５．まとめと期末試験
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
下記テキストや配付資料に沿って、パワーポイントなどを用いて講義を進めるが、補足の説明も含めて板書の内容を書き留め、復習に役立てる。
不明な点はそのまま放置せずに、その都度質問する。
・授業時間外学習（予習・復習）のアドバイス
準備学修に必要な学修時間の目安は1時間／週です。
テキストや配布資料を熟読し、内容の理解に努めてください。
授業内容に関連した書籍などを読むことで、理解を深めてください。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した計画論的視点から農業農村に関する基礎的知識、環境圏を取り巻く諸問題に関する知識について説明できることを合格の基準とする。
・方法
中間試験（50点満点）と期末試験（50点満点）の合計点で６０点以上を合格とする。
【テキスト・参考書】
参考書：渡邉紹裕・星野敏・清水夏樹編著、「農村地域計画額（シリーズ地域環境工学）」、2020、朝倉書店．
【その他】
・学生へのメッセージ
授業で取り扱った農業農村・環境に関わる事項について、現実にどのように表れているのか、より身近な事象としてに捉えていきましょう。
・オフィス・アワー
研究室に在室時はいつでも質問等に対応します。なお、会議等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします。連絡先は、初回の授業でお知らせします
|