【授業の目的】
小学校家庭科の指導を行う上で必要な学習内容の理解を深めるとともに、小学校家庭科で指導する生活技能を習得することを目的とする。
【授業の到達目標】
1)小学校家庭科の学習内容が理解できる。【知識・理解】 2)教材研究の基礎となる各領域(家庭の機能、家庭経営、衣生活・食生活・住生活など)の知識・技能が習得できる。【技能】 3)小学校家庭科を指導するに必要な家庭生活における知識・技能を応用して、日常生活で実践することができる。【態度・習慣】
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
教員免許(小学校・幼稚園)取得のための選択科目であり、小学校家庭科の指導を行う上で必要な教科専門を身につける。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 05.ジェンダー平等を実現しよう 07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 11.住み続けられるまちづくりを 12.つくる責任つかう責任
【授業計画】
・授業の方法
小学校家庭科の学習内容を講義と演習,実験・実習を通して学びます。
・日程
第1回 オリエンテーション(小学校家庭科の学習内容確認) 第2回 衣生活の基礎知識①被服の機能(身体的な快適さと心理的な快適さ) 第3回 衣生活の基礎知識②衣服の素材と取扱い調理実習の基礎 第4回 食生活の基礎知識①現代の食生活の課題を知る 第5回 食生活の基礎知識②栄養素と食品群、献立作成 第6回 食生活の基礎知識③調理の科学性、食文化 第7回 調理実習の基礎 第8回 製作実習(ミシン縫いを用いた小作品)不織布による試作と製作計画作成 第9回 製作実習(ミシン縫いを用いた小作品)製作と相互評価 第10回 家族と家庭生活の基礎知識①現代家族と家庭生活の現状と課題 第11回 家族と家庭生活の基礎知識②ユニバーサルデザインと共生社会 第12回 住生活の基礎知識①住環境・生活行為と空間配置(室内気候、騒音、日照と採光、通風・換気) 第13回 住生活の基礎知識②住居の安全性と防災(避難所生活体験) 第14回 消費生活と環境の基礎知識①食生活と消費・環境 第15回 消費生活と環境の基礎知識②消費と経済
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
本授業科目では,授業外における以下の予習・復習等の自主的な学修に取組んでください。 1)準備学修に必要な学修時間の目安は1時間/週 です。 2)各回の授業において,小課題、実験・実習レポート等を課します。毎回,しっかり取り組んでください。 3)グループワークに積極的に参画してください。 4)調理に関する実験・実習を行います。調理にふさわしい服装を用意し,安全・衛生に留意して取り組み、基礎的技能の習得に努めてください。 5)被服製作実習を行います。裁縫用具、布等を準備し、実習を通して技能習得に努めてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
事前に、各講義の内容に沿って小学校教科書の該当箇所を読み、理解しておいてください。受講後は、各回の内容に即した課題等に取り組んで下さい。授業外の時間を使い、小学校家庭科を指導するために必要な専門的知識と基礎的生活技能の習得に努めて下さい。
【成績の評価】
・基準
1)小学校家庭科の学習内容を十分理解できたかを合格の基準とします。 2)家庭科に関する専門的知識・技能を十分に習得できたかを合格の基準とします。
・方法
縫製実習の作品・レポート(30%)調理実習のレポート(30%)その他授業中の課題・小テスト等(40%)を総合的に評価する。
【テキスト・参考書】
『小学校学習指導要領解説家庭編』『小学校わたしたちの家庭科5・6』開隆堂
【その他】
・学生へのメッセージ
主体的な生活者の視点で自らの生活を振り返り、自らの生活課題を解決するように努めましょう。学生の積極的な参加を前提とした授業です。事前学習,授業内での積極的な発言をお願いします。
・オフィス・アワー
「オフィス・アワー」を担当教員研究室(地域教育文化学部1号館3階)において、授業終了後(火曜日)の12:00~13:00に設けます。会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします。連絡先は、初回の授業でお知らせします。
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