教職キャリア形成I
 Teaching career development I
 担当教員:吉田 誠(YOSHIDA Makoto)・堀米和志(HORIGOME Kazushi)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):高等学校の教員・指導主事・校長の経験を生かした指導を行います。
 開講学年:1年,2年  開講学期:通年  単位数:1単位  開講形態:演習
 開講対象:学校推薦型選抜IIによる入学者  科目区分:専門科目 
【授業の目的】
本授業では、担当教員との定期的なコーチング面談を通して、教師になるための目標設定、課題の明確化、課題の取組状況の確認と目標の再設定を継続的に行うことで、生涯にわたって学び続ける山形県の小学校教員となって成長し続けるための基盤となる見方、考え方を身につけることを目的とする。

【授業の到達目標】
1.自分がなりたい理想の教師像について、その理由ときっかけとなるエピソード、実現のために取り組む学習目標を含めて説明することができる
2.自分の発達段階を踏まえて教師になる上での課題と課題克服のための目標について説明することができる
3.教師になる上での自分の内面的課題を省察し、言語化することができる

【授業概要(キーワード)】
コーチング・理想の教師像、発達段階、目標設定

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:51~75%

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
各学期2回、2年間で8回の面談と事前事後のレポート提出による。
・日程
詳細についてはオリエンテーション時に説明する。
 第1回 オリエンテーション面談(1年前期5月)
 第2回 コーチング面談1:1年前期の振り返りと後期の目標設定(1年前期7月)
 第3回 コーチング面談2:1年前期の振り返りと副免許状取得を含む学習目標の設定(1年後期10月)
 第4回 コーチング面談3:1年後期の振り返りと2年次の目標設定(1年後期1月)
 第5回 コーチング面談4:1年次の達成状況の確認と2年前期の目標設定(2年前期4月)
 第6回 コーチング面談5:2年前期の振り返りと基礎実習の目標設定(2年前期7月)
 第7回 コーチング面談6:基礎実習の振り返りと2年後期の目標設定(2年後期10月)
 第8回 コーチング面談7:2年後期の振り返りと3年次の目標設定(2年後期1月)

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
コーチング面談の前にウェブクラスから事前レポート課題に回答すること。コーチング面談は事前レポート課題の回答内容に基づいて実施する。コーチング面談後、ウェブクラスから事後レポート課題に回答すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
コーチング面談およびレポート課題で回答した目標を実践し、達成状況を確認すること。日常的に自分の内面的課題に関する気づきを日記等に記録しておくこと。

【成績の評価】
・基準
1.自分がなりたい理想の教師像について、その理由ときっかけとなるエピソード、実現のために取り組む学習目標を含めて説明できること
2.自分の発達段階を踏まえて教師になる上での課題と課題克服のための目標について説明できること
3.教師になる上での自分の内面的課題を省察し、言語化することができること
・方法
コーチング面談記録と事前事後のレポートに基づいて総合的に評価を行う。

【テキスト・参考書】
テキスト:吉田誠『「ちゃんとしなきゃ」から解放されて自分らしく成長する教師になる方法』東洋館出版社2024年

【その他】
・学生へのメッセージ
自分らしい理想の教師像を見出すために、自分の内面に向き合って内省を深める授業となります。
・オフィス・アワー
質問や相談については、ウェブクラスのメッセージを通じて連絡してください。必要に応じて対面で質問や相談を受け付ける時間を設定します。

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