教育臨床体験(適応教室)
 Educational Counseling Practice: Specially Designated Guidance Classroom
 担当教員:関口 雄一(SEKIGUCHI Yuichi)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:4年  開講学期:通年  単位数:2単位  開講形態:実習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
 山形市との協定に基づくフレンドシップ事業による適応教室での活動に参加し,子どもたちと活動を共にしながら,不登校生徒や教育現場の更なる理解を図り,かつ教職に求められる実践的指導力の基礎を育成する。
教育臨床体験(教育ボランティア)の受講を踏まえて,さらに深い子どもとのふれ合い活動を行い、実践的指導力の基礎を強固なものとする。

【授業の到達目標】
 到達目標は、以下のとおりである。
(1)子どもとのふれあい活動に意欲的に取り組むことができる。
(2)適応指導教室での教育の補助活動に主体的に参加できる。
(3)自らの活動をふり返り、今後の教育実践等へ体験を生かすことができる。

【授業概要(キーワード)】
子ども理解,不登校支援,適応指導教室,実践的指導力

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
 児童教育コースにおける発展科目のひとつである。専門教育で学んだ知識・技能を地域教育の課題解決のために学生自らが総合的に活用し,実践的かつ基礎技術を習得するための科目である(地域教育文化学部児童教育コースのカリキュラムポリシー)

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
 適応指導教室の実際の活動に参加し,指導に当たる先生や子どもとともに活動を行う。
・日程
 「適応教室」(山形市総合学習センター)が活動の対象になる。別途オリエンテーションを行い,詳細な日程を示す。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
主体的に継続して教育現場での体験活動に参加することが求められる。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
活動内容を理解し,活動への諸準備を行ってください。
日誌を記すことにより,体験内容をふり返ることを通して,教育実践の能力を高めてください。

【成績の評価】
・基準
活動への参加  60点
活動の理解   20点
活動のふり返り 20点
・方法
参加状況,体験内容を記した日誌及び最終レポートを総合して行う。

【テキスト・参考書】
 テキスト:事前に個別に指定するものはありませんが,必要な資料やプリントはオリエンテーション時に配布します。
参考書:文部科学省(2022). 生徒指導提要(改訂版) 文部科学省 Retrieved January 30, 2025 from https://www.mext.go.jp/content/20230220-mxt_jidou01-000024699-201-1.pdf

【その他】
・学生へのメッセージ
 既に教育臨床体験(教育ボランティア)を受講していることが望ましいですが,そうでない人も受けることが可能であるため,希望者は別途実施するオリエンテーションに参加して確認してください。教育実習での経験とは異なった貴重な学びの機会が得られます。子ども達も楽しみにまっていますので,教職志望の学生はもちろん,教育学専攻や心理学専攻の大学院進学希望の学生,その他の進路希望の学生もふるってご参加いただけることを期待しています。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を研究室(地域教育文化学部1号館4階408)において,水曜日の12:10~13:00の間に設けます。ただし,会議や出張で不在にすることもありますので,必ず事前に問い合わせてください。

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