保育内容(健康)
 Health Care and Education for Early Childhood
 担当教員:新井 猛浩(ARAI Takehiro)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
幼稚園における生活を通して「心身の健康」をどのように指導すればよいか解説します。幼児にとっての健康とは何かを考え、健やかな発育発達を促す保育のあり方について検討します。幼児期はとくに健康と発育発達との関係が深く、また心とからだが密接に関連していることを解説します。

【授業の到達目標】
幼児が自ら活動することを意欲的に取り組み、健康で安全な生活を営む力をつけていくための保育のあり方を理解できるようになる。

【授業概要(キーワード)】
子ども 健康 からだ

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
幼児期における健康教育の内容と方法について扱います。
幼稚園教諭免許(必修)

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
テキスト、資料、スライド、ビデオ等を使用して講義します。また、ディスカッションやグループワークも適宜取り入れます。
・日程
1.健康の概念、生活の質、自尊感情
2.からだのしくみとはたらき
3.感染症の予防
4.乳幼児の生理機能
5.発育発達と疾病
6.心身の発育と発達
7.乳幼児の健康管理-健康観察、摂食指導、疾病予防と予防接種
8.乳幼児の健康管理-健康診査、健康診断、環境の整備、家庭との連携
9.領域「健康」と保育指針
10.指導内容-基本的生活習慣
11.指導内容-健康教育の実践例
12.指導内容-安全教育と安全管理
13.指導内容-運動遊びの指導
14.指導計画の実際
15.まとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業内容をノートに記録するとともに、授業中の作業課題、討論には積極的に参加してください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
テキストの該当箇所を各章の冒頭に示されている学習のポイントに沿って60分程度復習してください。

【成績の評価】
・基準
幼児が健康で安全な生活を送るために求められる教師・保育者としての基本的な役割が説明できることを合格の基準とします。
・方法
学期末に課すレポートと授業中に指示する提出物で評価します。配点はレポート7割、提出物3割とします。

【テキスト・参考書】
<テキスト>河鍋キヨシ編著:「保育内容・健康 保育のための健康教育」、同文書院

【その他】
・学生へのメッセージ
健康や生命を扱うこの領域は保育の中でも基盤となる総合的なものです。
・オフィス・アワー
授業時間外の質問等には火曜のお昼休み(12時10分から12時50分まで)に研究室で対応します。

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