知的障害および関連領域における障害特性の基礎的知識を身に付けるとともに、アセスメントの活用等を通して、知的障害児の発達特性を踏まえた指導の在り方や教材開発について理解することができる。

①障害児の障害特性や配慮事項に関する基礎的な事項について説明できる。【知識・理解】
②アセスメントに関する基礎的な知識を身に付ける。【知識・理解】
③障害児の発達段階に応じた指導について考え、教材を作成することができる。【技能】

障害児、特別支援教育、発達

A-1．ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。：76～100％
B-1．学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。：26～50％
C-1．自分の意見をまとめて発表する機会がある。：51～75％
D-1．演習、実習、実験等を行う機会がある。：1～25％
C-3．習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。：26～50％

この科目は、特別支援学校教諭一種免許状（知的障害領域）に関連する科目として、心理・生理・病理および指導法の観点から、多角的に障害児の指導についての知識や技術を身に着けるものである。

03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに

授業ごとに資料を配布（WebClassに掲載）し、資料に沿って講義を進める（対面）。講義内容によって、演習やプレゼンテーション、協議を行う。

第１回：障害の定義
第２回：知的障害児の生理と病理
第３回：関連する障害の生理と病理
第４回：知的障害や関連する障害の障害特性と配慮事項
第５回：障害教育の変遷と今日的課題
第６回：知的障害教育における教育課程と関連法規
第７回：障害児に対するアセスメント
第８回：発達段階に応じた自立活動の指導
第９回：発達段階に応じた様々な指導法や教材
第１０回：発達段階に応じた各教科等の指導実践（国語科）
第１１回：発達段階に応じた各教科等の指導実践（算数科）
第１２回：発達段階に応じた各教科等の指導実践（生活科・他）
第１３回：重複障害児の指導
第１４回：特別支援教育に関連する今日的な課題
第１５回：講義のまとめと確認

（講義）配布資料を参考に、講義内容を記録するなどして内容の理解に努めてください。
（演習）プレゼンテーション・協議では、与えられた課題について各グループで教材教具を作成し、プレゼンテーションをしてもらいます。積極的に演習に参加するよう心がけてください。

本授業科目では、以下の課題等を課します。授業外における以下の予習・復習等の自主的な学修に取り組んでください。
①準備学修に必要な学修時間の目安は以下のとおりです。毎回の講義テーマに該当する先行研究や学習指導要領、法令等を収集し、目を通しておいてください。３時間／週
②講義で習った内容に関連することを自ら図書館やインターネットを用いて調べ、理解を深めてください。１.５時間／週

授業の到達目標で示した知的障害に関する基礎的な障害特性や発達段階について正しく理解し、教材教具の作成に反映させていることを合格の基準とします。

レポート6０％及び演習・プレゼンテーション４０％の配分とします。ただし，授業の出席が2/3未満の場合は評価の対象としません。

テキスト・参考書は特に指定しませんが、特別支援学校幼稚部教育要領　小学部・中学部学習指導要領（平成29年4月告示　文部科学省）および特別支援学校教育要領・学習指導要領解説　総則編（幼稚部・小学部・中学部）（平成30年3月告示　文部科学省）、特別支援学校学習指導要領解説　各教科等編（小学部・中学部）（平成30年3月告示　文部科学省）、特別支援学校教育要領・学習指導要領解説　自立活動編（幼稚部・小学部・中学部）（平成30年3月告示　文部科学省）はいつでも確認できる状態にしておくことが望ましいです。（Webダウンロード可）

授業では、教材教具の作成やプレゼンテーション、グループディスカッション等の活動を行いますので、積極的に参加するようにしてください。
授業中に疑問に思ったことや理解できなかったことについては、適宜ご質問ください。

授業時間外に質問に答える「オフィス・アワー」を池田（彩）研究室（地域教育文化学部３号棟５階５０３）において、金曜日の１２:００～１４:００の間に設けます。事前にWebClassから連絡をしてください。