古典幾何学を教材として、図形と計量や方程式、複素数と複素平面、曲線の媒介変数表示、図形の合同や相似、集合、写像、数理論理を学習することが目的である。

到達目標は次の３つである。
・古典幾何学における基本的な概念を正しく理解し、それを問題の定式化に用いることができる。
・自分の考えやアイディアを数学的に正しく表現することができる。
・推論を正しく用いて問題を解決することができる。

ベクトル、内籍、集合、写像、図形、合同、相似、計量、不変量、分類

A-1．ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。：1～25％
B-1．学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。：1～25％
A-2．小レポート等により、事前学習（下調べ、調査等含む）が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。：1～25％
B-2．事前学習（下調べ、調査等含む）をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。：1～25％
A-3．習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。：1～25％
B-3．習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。：1～25％

地域の教育および文化創生のために習得すべき専門的知識や技能を身につけるものである（地域教育文化学部のディプロマ・ポリシー）。

04.質の高い教育をみんなに

・一回の授業は、講義１時間、演習および質疑応答３０分で行う。　・講義では、まず定義や基本的な性質を説明し、次にその日の到達目標である定理や公式を紹介する。最後に証明のアイディアや演習問題とその考え方を説明する。

第１回：ベクトルや内積に関する基本的な事柄を理解する。
第２回：写像や関数に関する基本的な事柄を理解する。
第３回：図形と方程式の関係を理解し使えるようになる。
第４回：図形を移動する方法として変換について学び、合同や相似といった概念をより深く理解する。
第５回：試験とその解説（１回目）
第６回：図形の計量について基本的な事柄を理解する。
第７回：図形の不変量の定義と基本的な事柄を理解し、使えるようになる。
第８回：不変量を用いて分類や考察が行えるようになる。
第９回：ユークリッド幾何学の基本的で重要な定理について学習する。
第１０回：試験とその解説（第２回）
第１１回：ユークリッド幾何学の発展的な定理について学習する。
第１２回：球面上の幾何学について基本的な事柄を理解する。
第１３回：双曲平面上の幾何学について基本的な事柄を理解する。
第１４回：人間の活動、実際の現象と古典幾何学との関わりについて学ぶ。
第１５回：試験とその解説（第３回）

学習においては、次のことが重要です。
・理解しようとしている事柄としっかり向き合う。
・どの部分が分かりどの部分が分からないのかを意識する。
・分からない部分がある場合、どう分からないのかをしっかり把握する。
これらの事を実践すると分からないところでも質問できるようになり、学習がしやすくなります。

・粘り強く考え、少しづつ理解をすすめて行くことを意識する。
・全く分からないときほど授業時間外に質問をしに教員を訪ねる。このとき、どこが分からないのかに加えてどこを理解したいのかを訴えることが重要です。

以下の観点で、演習および質問の時間の取り組みも考慮しつつ主に３回行う試験の結果によって総合的に判断する。
・古典幾何学に関わる計算を正確に実行することができる。
・古典幾何学に関わる事柄の定義、基本的な考え方、応用、解法を正確に理解し説明することができる。

試験（１回目）３０点、　　試験（２回目）３０点、　　試験（３回目）４０点
合計１００点

テキストは使いません。
資料を配布するか、または、webclass上に掲示します。
参考書は必要に応じて講義の中で紹介します。

学習においては、次のことが重要です。
・理解しようとしている事柄としっかり向き合う。
・どの部分が分かりどの部分が分からないのかを意識する。
・分からない部分がある場合、どう分からないのかをしっかり把握する。
これらの事を実践すると分からないところでも質問できるようになり、学習がしやすくなります。

授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」は原則、月曜～金曜の12：20～12：50としますが、これに限らず在室しているときは随時対応します。