【授業の目的】
コンピュータの仕組み、アルゴリズムと手続き型プログラミングの基本について習得することを目的とする。
【授業の到達目標】
1) コンピュータの仕組みを理解できる。 2) 問題を解決するアルゴリズムを勉強する上でソースプログラムの作成することができる。 3) 能動的学習で、インタプリタ型Python言語文法の取り扱いに習熟することができる。
【授業概要(キーワード)】
手続き型プログラミング、Python言語、制御構造、関数、アルゴリズム、学生主体型授業
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%
【科目の位置付け】
この授業は、地域教育文化学部ディプロマ・ポリシー「各コースにおける人材養成の方針に合致した知識・能力・態度を身につける」ことに関連する。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
基本的に計算機実習室でプレゼンテーションによる講義と演習の混ぜた形式で授業を行う。実際にコンピュータを使いながら、Python言語の文法とプログラムの作り方を勉強する。時々レポートを課すことがある。
・日程
主要なテーマと順序は次の通りである。 第1回目 ガイダンスとプログラム作成に関する紹介 第2回目 Google Colaboratory の使い方 第3回目 Python言語プログラミングの基礎知識 第4回目 プログラムの基本構造と条件判断 第5回目 データ型(リスト(配列)、タプル、辞書) 第6回目 繰り返し制御構造 第7回目 関数 第8回目 中間試験とその解説 第9回目 matplotlib によるグラフ作成 第10回目 numpy による科学計算 第11回目 線形探索と二分探索 第12回目 選択ソート 第13回目 ランダムウォーク問題 第14回目 モンテカルロ法 第15回目 期末試験とその解説
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
1) 教科書の内容を読み取り、講義資料で示される内容の理解に努める。 2) プログラムの作成手順を確認しながら進める。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
1) レポートが課されるとき、課題を解くプログラムの提出を求める。 2) 宿題として指定された問題は必ず行っておくこと。 3) 授業中に作成したプログラムを部分的に変更するなど、自分で課題を考えてプログラミングを行うこと。 自主的な学修時間の目安は4時間/週である。(注)大学設置基準で、1単位の授業科目は45時間の学修を必要とする内容をもって構成することが標準と定められている。
【成績の評価】
・基準
プログラミングに関する基本概念や用語を正しく理解し、基本的なプログラムを作成できることを合格の基準とする。
・方法
出席などを考慮する平常点20点+レポート点20点+中間試験30点+期末試験30点
【テキスト・参考書】
教科書:「Jupyter Notebookで始めるプログラミング[増補版]」、桑田喜隆, 小川祐紀雄, 早坂成人, 石坂徹共著、学術図書出版社、2023年 参考書:「詳細! Python 3 入門ノート」、大重美幸著、ソーテック社、2017年
【その他】
・学生へのメッセージ
1) 実習室で行うとき、関係のないホームページを見たり私語をしないように、集中して授業内容を理解すること。 2) 自分で問題を考えてプログラミングの経験を積むことが大切である。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」をそれぞれ担当者の方研究室(理学部1号館5階526室)と河井研究室(初回の授業でお知らせ)において水曜日の16:30~17:00の間に設ける。会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に予約をお願いする。連絡先は、初回の授業でお知らせする。
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