物理学実験
 Experiments in Physics
 担当教員:津留 俊英(TSURU Toshihide)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:実験
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
力学・波動・電磁気学・熱力学・原子物理学などの基礎的な実験を行い、物理現象の理解と機器の使い方・測定方法・データ処理方法について学ぶことを目的とする。

【授業の到達目標】
この実験を履修した学生は、
1. 物理学の基本的な実験技術を習得することができる。【技能】
2. 実験を通して講義で学習した内容の理解を深めることができる。【知識・理解】

【授業概要(キーワード)】
実験、物理学、力学、電磁気学、波動、固体物理学

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%

【科目の位置付け】
教科に関する科目(中学校及び高等学校 理科)必修科目で地域の教育のために修得すべき専門的知識と技能を身に付けるものである。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
09.産業と技術革新の基盤をつくろう

【授業計画】
・授業の方法
毎回異なる物理学の基本的な実験を行い、実験機器の取り扱いや物理データの取得方法を習得する。また、レポートを通して実験データの処理方法や物理的な考察法について学ぶ。
・日程
第1回: ガイダンス、実験の進め方と諸注意
第2回: 金属機械加工
第3回: 工作実習
第4回: 比熱の測定
第5回: 重力加速度の測定
第6回: 音速の測定
第7回: 光のスペクトル
第8回: 等電位線
第9回: 電気抵抗の温度変化
第10回: 直列共振回路
第11回: 電子の比電荷
第12回: プランク定数の測定
第13回: コンピュータ・プログラミング:講義と実習
第14回: コンピュータ・プログラミング:単振り子のシミュレーション
第15回: まとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
配布する実験テキストに記載の実験原理と機器の使用方法を理解した上で実験に臨むこと。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
・配布する実験指導書をよく読んでテーマについて事前によく調べた上で実験に取り組んで下さい。
・データを整理して必ず自分自身で考察して下さい。

【成績の評価】
・基準
物理学の基本的な法則を正しく理解した上で、実験結果に基づいてレポートを記述し、考察することを合格の基準とする。
・方法
主として実験レポートの評価(70%)に基づくが、実験への取り組み方(30%)など考慮して総合的に評価する。レポートは、データを適切に処理しているか、論理的な記述に基づいているか、詳細な考察を行っているか、を中心に評価する。

【テキスト・参考書】
テキスト:実験指導書を配布する。
参考書:数研出版編集部編「視覚でとらえるフォトサイエンス物理図録」(数研出版)

【その他】
・学生へのメッセージ
皆さんが初めて目にする装置を扱います。必ず予習をして丁寧に操作して下さい。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」は津留研究室(地教2号館5階534室)において、在室している時は随時対応します。

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