化学演習
 Seminar of Chemistry
 担当教員:後藤 みな(GOTO Mina)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
講義および演習を通して、「問題を解くこと」、「新知識について自ら調査すること」、さらに模型などを使って「考察」することを通して、化学的な見方・考え方ができるようになることを目的とする。

【授業の到達目標】
(1) 化学知識を模型などを使って考察することができる【技能】
(2) 化学的な見方・考え方を記述することができる【技能】

【授業概要(キーワード)】
原子の構造、物質の三態、酸と塩基、化学平衡、酸化還元、化学結合、模型、有機化学

【科目の位置付け】
この授業は、化学の基本的、かつ専門的な知識を身に付けるものである。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
教員からの説明の後、学生の発表・質疑応答等も受けつつ、授業を進めて行く。
・日程
第1回:基礎的項目の演習Ⅰ(化学量論、データの取り扱い)
第2回:基礎的項目の演習Ⅱ(原子の構造)
第3回:基礎的項目の演習Ⅲ(物質の三態、気体の法則)
第4回:基礎的項目の演習Ⅳ(酸と塩基)
第5回:基礎的項目の演習Ⅴ(化学平衡)
第6回:基礎的項目の演習Ⅵ(酸化と還元)
第7回:化学結合講義Ⅰ(イオン結合の性質と理論的取扱い)
第8回:化学結合講義Ⅱ(共有結合の性質と理論的取扱い)
第9回:化学結合講義Ⅲ(配位結合の性質と理論的取扱い)
第10回:化学結合講義Ⅳ(化合物の構造を決めるもの。有機化合物と無機化合物)
第11回:化学結合演習Ⅰ(イオン結合性化合物と共有結合化合物)
第12回:化学結合演習Ⅱ(錯体の構造を模型で考える)
第13回:化学結合演習Ⅲ(化合物の構造と色、配位子場理論演習)
第14回:トピックス(有機化学と無機化学を結ぶ化合物、有機金属錯体、ボランなど)
第15回:まとめ
定期試験

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
高等学校の化学基礎と化学の内容をもとにして演習をしていきます。講義だけではなく、問題を解き、調べ、発表し、質疑応答するという演習形式の授業です。積極的な姿勢で授業に臨んでください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
高等学校の化学基礎と化学の内容を復習した上で授業に参加してください。また、授業後は学習内容を振り返り、まとめるようにしてください。また、課題に取り組んでください。

【成績の評価】
・基準
作業時の成績は、質問に対する答えが正しく適切であるか、主体的かつ意欲的に演習に取り組んでいるかにより評価する。
・方法
主として期末試験の結果(80%)に基づくが、授業時の発表状況(20%)など考慮して総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
テキスト・教科書・参考書は特に指定しないが、各回もしくは単元ごとに必要に応じてプリント・資料を配付する。

【その他】
・学生へのメッセージ
問題を解き、調べ、発表し、質疑応答するという演習がメインとなる授業です。授業に積極的に参加するためには、事前の予習や授業後の復習が大切になります。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」は後藤研究室(地教2号館5階)において、原則、木曜日の13:00-14:30とします。

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