【授業の目的】
英文によるアカデミック・ライティングの構成に関する理解を図る。従来までの文法事項を軸に据えた和文英訳的英作文練習ではなく、ある程度まとまりのある英文を英語特有の理論的展開を踏まえて書けるようにできることが目標となる。また授業では、学生が教壇に立った際グローバル化に対応した英語の授業が行えるよう、英語でのライテングの練習以外に、その内容を英語で発表する等、四技能の総合的な育成も目指す。
【授業の到達目標】
英文によるアカデミック・ライティングの構成について理解し、ある程度まとまりのある英文を英語特有の理論的展開を踏まえて書くことができるようになる。
【授業概要(キーワード)】
アカデミック・ライティング、パラグラフ、エッセイ
【科目の位置付け】
児童教育コースの発展科目に置かれた科目である。また、中学校・高等学校の英語教員免許に必要とされる英語コミュニケーションに関わる科目でもある。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
授業では、英文のパラグラフや構成に関する知識の習得を図る。モデル・エッセイの講読を通して英文のパラグラフや構成に関する専門用語を学習したのち、学生各自が一つのテーマを決め、英文を作成する訓練を行う。完成した英文は、学生間で評価させ、英文構成上優れている点を相互学習する機会も設ける。さらには学生がエッセイの内容について発表する場も設定する。授業は原則対面で行う。
・日程
第1回:パラグラフとは。列挙、例示、原因・結果の書き方について 第2回:結果・原因、比較、対照、分類の書き方について 第3回:分析、定義、過程、問題解決策の書き方について 第4回:時間的順序、空間的配列の書き方について 第5回:意見・類推の書き方について、パラグラフの書き方のまとめ 第6回:アカデミック・ライティングとは何か 第7回:効果的なアカデミック・ライティングの書き方 第8回:アカデミック・ライティングの練習(1) 第9回:アカデミック・ライティングの練習(2) 第10回:アカデミック・ライティングの練習(3) 第11回:アカデミック・ライティングの練習(4) 第12回:アカデミック・ライティングの練習(5) 第13回:アカデミック・ライティングの練習(6) 第14回:アカデミック・ライティングの練習(7) 第15回:まとめ、テスト、テスト解説
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
常に問題意識を持ち、主体的な態度で授業に臨むこと。そして将来英語の教員として教壇に立つことを意識し、教員として必要とされる英語力の養成に努めること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
毎回、授業で取り扱う資料を前もって精読したうえで授業に臨むこと。また、参考書や授業で扱う資料だけでなく、授業内容に関わるその他の資料にも図書館やインターネット等を活用しながら積極的にあたり、授業内容の理解を深めるように努めること。授業の予習・復習に必要な学習時間の目安は、おおむね1週間あたり90分である。
【成績の評価】
・基準
以下の観点で、レポートやテスト、授業中の口頭による発表などを中心に、総合的に判断する。 ・授業に対し主体的・積極的に参加したか。 ・レポートやテスト、授業中の口頭による発表内容が設定された目標に達しているか。
・方法
・授業に対し主体的・積極的に参加したか。(30点) ・授業中の口頭による発表内容が設定された目標に達しているか。(30点) ・授業中に課したレポートが設定された目標に達しているか。(30点) ・学期末に実施するテストが設定された目標に達しているか。(40点) 計100点(但し、授業の進行によっては配点が変わることもあります)
【テキスト・参考書】
授業で必要となる補助的な資料やプリントに関しては随時作成し、配布する。
参考書・参考資料 一橋大学英語科 編著(2015)『英語アカデミック・ライティングの基礎』研究社
【その他】
・学生へのメッセージ
教科書や授業で扱う英文だけでなく、日頃から多くの英文に触れ、英語力の向上に努めること。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を佐藤研究室(地教2号館4階450)において木曜日14:00~16:10の間に設けます。
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