【授業の目的】
領域「言葉」の指導の基盤となる、幼児が豊かな言葉や表現を身につけ、創造する楽しさを広げるために必要な専門的事項に関する知識を身につけることを目標とする。映像教材や事例等により乳幼児期の言葉の実際から具体的に学ぶ。また、言葉遊び、絵本などの児童文化財にも触れることで、子どもにとってのそれらの意義を体験的に学ぶ。
【授業の到達目標】
1)言葉の意義や機能を説明できる。 2)乳幼児期の言葉の発達の基礎を説明できる。 3)乳幼児期の言葉の発達における大人の関わりの影響について説明できる。 4)言葉にかかわる児童文化財の意義を理解している。
【授業概要(キーワード)】
乳幼児期の言葉、言語発達、絵本
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は、幼稚園教諭免許取得の必修科目である。幼稚園教諭になるために必要な幼児期の言葉の発達に関する知識を習得し、幼児理解を深めるものである。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
配布する資料に基づいて、ディスカッションを行う。映像教材も活用する。
・日程
第1回:言葉の意義と機能 第2回:乳児期の言葉の発達:初語までのみちのり 第3回:幼児期の言葉の発達1:話し言葉の完成と言語的思考の芽生え 第4回:幼児期の言葉の発達2:一次的ことばから二次的ことばへ 第5回:幼児期の言葉の発達3:文字への関心 第6回:遊びと言葉:ことばあそび、ごっこ遊びの言葉 第7回:絵本の世界 第8回:まとめと振り返り
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
配布された資料の内容を読み取り、グループでディスカッションしたのち、全体で共有する。他者の発言と教員による解説を踏まえて考えたことを、振り返りとしてまとめる。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
振り返りをwebclassのポートフォリオにアップする。 日頃から、幼児の言葉に関わる様々なことに注意を向ける(本屋に行ったら絵本コーナーも覗いてみる、など)。
【成績の評価】
・基準
1)言葉の意義や機能を説明できる。 2)乳幼児期の言葉の発達の基礎を説明できる。 3)乳幼児期の言葉の発達における大人の関わりの影響について説明できる。 4)言葉にかかわる児童文化財の意義を理解している。
・方法
毎回のミニレポート(授業で扱った内容に関連するテーマ)と最終レポートにより評価する。配点の詳細は初回授業時に説明する。
【テキスト・参考書】
参考書: ・無藤 隆(監修)(2008) 事例で学ぶ保育内容 領域「言葉」 萌文書林 ・岡本夏木(1985) ことばと発達 岩波新書 ・無藤 隆 編(2001) 幼児の心理と保育 ミネルヴァ書房 ・内田伸子(1999) 発達心理学:ことばの獲得と教育 岩波書店 ・中村柾子(1997) 絵本はともだち 福音館書店 ・平成29年告示 幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領(フレーベル社、チャイルド本社等書籍の他、ネットでPDF入手可) ・上記要領、指針の解説(平成30年3月) ・小学校学習指導要領(平成29年告示)
【その他】
・学生へのメッセージ
自発的に学ぶ姿勢で授業に臨んでください。積極的な発言を求めます。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を研究室(地教1号館2階)において設けます。不定期ですので詳細は、オリエンテーション時に連絡します。
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