【授業の目的】
幼児の表現活動の画像や動画などを分析し、討議によって理解を深める。また、幼児の表現活動を支援するために必要な材料や用具,表現方法、カリキュラムの考え方などを理解する。
【授業の到達目標】
幼児期における造形表現の特性と発達段階を理解したうえで、有効な支援について説明することができる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
幼児,保育内容,表現,造形
【科目の位置付け】
地域の教育を支えるために必要な知識と技能を涵養するための発展科目である。(地域教育文化学部ディプロマポリシー)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
毎回保育内容(表現)領域の諸問題を順次取り上げます。 教員からの一方通行の授業でなく,学生の発表・質疑応答によって授業を進めていきます。
・日程
第1回:子どもの発達と造形活動①(保育現場での実践と幼稚園教育要領) 第2回:子どもの発達と造形活動②(描画を例にした発達段階と表現の変化) 第3回:表現活動支援の考え方:プロジェクトと緊急カリキュラム 第4回:環境構成・言語と表現(保育内容の他領域との関わり) 第5回:造形的表現活動における多様な表現手段-モダンテクニックなど- 第6回:屋内での造形表現(個別と協働) 第7回:屋外での造形表現(個別と協働) 第8回:授業のまとめ;討議とプレゼンテーション
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
能動的な学習に努め、実践的な注意点をノートにとるなどしてください。1コマの授業につき,準備学修に90分程度の時間を必要とします。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
講義・演習内容のノートを見直したり、実際に作品を作るなど、授業内容の理解に努めてください。1コマの授業につき,準備学修に90分程度の予習・復習の時間を必要とします。
【成績の評価】
・基準
幼児期における造形表現の特性を理解し、有効な支援について説明することができるか。
・方法
レポート(30%)および支援に関する実技やプレゼンテーション(70%)によって評価する。
【テキスト・参考書】
テキスト なし。必要な資料を適宜配布する。 参考書・参考資料等 平田智久、砂上史子、 小林紀子編(2010)『保育内容「表現」』ミネルヴァ書房. 磯部錦司、 福田泰雅著(2015)『保育のなかのアート:プロジェクト・アプローチの実践から』小学館. 笠原広一編(2019)『アートがひらく保育と子ども理解─多様な子どもの姿と表現の共有を目指して─』東京学芸大学出版会.
【その他】
・学生へのメッセージ
美術番組を視聴したり、美術館などでの展覧会を積極的に鑑賞するよう務めてください。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を設けます。なお,会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします。連絡先は、初回の授業でお知らせします。
|