特別課題演習I
 Seminar for Special Practice I
 担当教員:吉田 誠(YOSHIDA Makoto)他、各指導教員
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):教員経験を持つ指導教員からは、学校での勤務経験にも基づき実践的な指導を行う。
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
学生各自の課題意識に基づいて各所属研究室の分野・領域に関連する研究テーマを設定し、関わる先行研究と研究方法の検討を通して、主に教職に関する専門性への関心の明確化を図り、それを担う基礎的な思考力や表現力などを育成することを目的とする。

【授業の到達目標】
・研究テーマに関連する情報を検索・収集する方法を習得し、適切なデータや文献等を取捨選択して得ることができる。【知識・理解】
・地域の課題解決に必要な情報を分析・整理し、論理的に筋道立てて言語化・図式化することができる。【知識・理解】
・指導教員からの助言を取り入れて研究テーマに沿って課題を解決し、レジュメやレポートにまとめることができる。【知識・理解】
・課題解決の過程で得られた知見をわかりやすく簡潔に言語化・図式化してプレゼンテーションを行うことができる。【態度・習慣】
・質問の意図を理解した上で簡潔かつ適切に回答することができる。【態度・習慣】
・他者の発表内容を理解し、発表者の意図を踏まえた上で自らの疑問や質問を簡潔かつわかりやすく発表者に伝えることができる。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
調査研究、地域課題解決、プレゼンテーション、質疑応答

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:51~75%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:51~75%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%

【科目の位置付け】
 児童教育コースの発展科目であり、本授業と特別課題演習Ⅱを履修し、4年次の卒業研究に学習は発展・継続されることとなる。地域教育文化学部のディプロマポリシー、「地域社会とともに学び地域に貢献する意欲のもとに、多様な考え方や異なる立場を尊重し、他者と協働して課題解決に取り組むことができる」「地域課題に柔軟に対応し、他者と協働しながら課題解決に取り組むことができるコミュニケーション能力がある」「専門的に学んだ分野を基盤とし、さらに、幅広い分野の知識や技能を活用しながら地域の教育及び文化創生に関する課題の解決に取り組むことができる」、以上の3項目の実効化をねらうものである。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
各指導教員の指導のもと、計画的に課題設定、調査研究、文献輪読、レポート執筆、プレゼンテーション等の発表を行う。
・日程
第1回 オリエンテーション/授業のねらい及び進め方の説明
第2回 研究関心について報告
第3回 研究方法についての検討
第4回 研究データ・情報の収集についての検討
第5回 研究テーマの設定についての検討
第6回 研究テーマ中間発表
第7回 先行研究・先行実践の検討(1)先行研究・先行実践の調査
第8回 先行研究・先行実践の検討(2)先行研究・先行実践のリストアップ
第9回 先行研究・先行実践の検討(3)先行実践の類型化
第10回 先行研究・先行実践の検討(4)先行実践の課題の検討
第11回 先行研究・先行実践の検討(5)課題意識に基づく先行研究・先行実践の再調査
第12回 先行研究・先行実践の検討(6)先行研究・先行実践の課題の焦点化 
第13回 先行研究・先行実践の検討(7)先行研究・先行実践の課題克服方法の検討
第14回 研究テーマ構想発表
第15回 今後の研究の進め方に関する確認

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
各所属研究室の計画に基づき、指導教員の指導に従いながら研究室のメンバーと協力し、主体的に研究を進めること。

・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
各自の課題意識に基づいて主体的に情報収集や調査を行うこと。なお、調査等のために学外に訪問する場合には事前に指導教員と相談し、訪問先と適切に連絡、調整を行うこと。

【成績の評価】
・基準
 授業の到達目標に基づいて各指導教員が評価を行う。各自の課題意識に基づいた研究テーマについて課題解決を行い、プレゼンテーションやレポートによってその成果を適切に示すこと、関わる質疑応答に際して適切に対応できることを合格の基準とする。
・方法
プレゼンテーションおよびレポートの内容(60点)、左記の内容に関する質疑応答での対応(40点)

【テキスト・参考書】
テキストは各指導教員が初回に指定する。参考書やその他の資料についても,必要に応じて各指導教員が紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
本授業での研究は指導教員の指導の下で学生が主体的に遂行するものです。指導教員との間で密に報告、連絡、相談を行いながら計画的に研究を進めていくことで社会人としての基礎的な能力も身につけてください。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を設定します。日時等は、各指導教員から初回の授業の際に具体的に指示します。

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