【授業の目的】
本授業は、教員となる際に最低限必要となる基礎的・基盤的な学修を踏まえて、教職の高度な専門性を見通した学士課程修了論文を作成・発表することを目的とする。
【授業の到達目標】
・教員として児童生徒理解や学習指導等の職務を必要最低限に実践することに資する研究課題を設定できる。(知識・技能) ・教職の高度な専門性を見通しつつ、学士課程修了論文を執筆し、発表できる。(技能)
【授業概要(キーワード)】
授業力、教科の専門性、特別支援教育力、教職の高度な専門性、理論と実践の融合
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:51~75% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%
【科目の位置付け】
児童教育コースのチャレンジプログラムに位置付けられた発展科目です。教職大学院での実践的研究課題を学修する基礎となる演習を行います。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
・本授業では、学生が主体的に自らの実践的研究課題を選択する。研究課題は、教員となる際に最低限必要となる基礎的・基盤的な学修を含むものとする。最終的に、教職の高度な専門性を見通しつつ、その研究課題を探究した学士課程修了論文を執筆し、発表を行う。 ・コーディネートは大学院教育実践研究科の学務担当が行い、評価入力は評価入力は各指導教員が行う。
・日程
第1回: オリエンテーション/授業のねらい及び進め方の説明 第2回: 学生の研究関心とテーマの交流 第3回: 先行研究の概説 第4回: 先行研究の検討1(学生の研究テーマにてらして研究史上で注目すべきもの) 第5回: 先行研究の検討2(学生の研究テーマにてらして最近の動向から注目すべきもの) 第6回: 先行実践の概説 第7回: 先行実践の検討1(学生の研究テーマにてらして実践史上で注目すべきもの) 第8回: 先行実践の検討2(学生の研究テーマにてらして最近の動向から注目すべきもの) 第9回: 先行研究および先行実践の到達点と課題の検討 第10回:先行研究にてらした研究テーマの具体化の検討 第11回:研究計画の検討1(課題設定のあり方の検討) 第12回:研究計画の検討2(調査、実験あるいは授業開発の計画の検討) 第13回:中間発表の準備 第14回:中間発表(学生が進捗について発表を行い、研究課題と研究計画を検討する) 第15回:大学院教育実践研究科で実施される「教職実践プレゼンテーションⅡ中間発表会」に参加 第16回:研究課題の探究1(調査、実験あるいは実験授業の実施) 第17回:研究課題の探究2(調査、実験あるいは実験授業の実施) 第18回:研究課題の探究3(調査、実験あるいは実験授業の実施) 第19回:研究課題の探究4(調査、実験あるいは実験授業の実施) 第20回:研究課題の探究5(調査、実験あるいは実験授業の実施) 第21回:最終発表会準備1(発表に向けたデータの整理) 第22回:最終発表会準備2(データの分析と考察) 第23回:最終発表会準備3(研究課題の再構成) 第24回:最終発表会準備4(考察の仕上げ) 第25回:最終発表会準備5(発表の練習) 第26回:最終発表会1(学生が発表を行い、協議する。) 第27回:最終発表会2(学生が発表を行い、協議する。) 第28回:最終発表会3(学生が発表を行い、協議する。) 第29回:「教職実践プレゼンテーションⅠ発表会」に参加 第30回:「教職実践プレゼンテーションⅡ発表会」に参加 (*)最終発表会は、児童教育コース卒業研究の発表会と同時開催する。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
教職大学院での学修を見通した、自分のオリジナルな課題設定をすすめてください。自分の設定する課題には、先行する研究や実践が必ずあります。それらを検討して違いを明確にすることで、課題設定のオリジナリティが見えてきます。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
実践研究のプロセスについて、適切にノートに記録をとり、積みかさねてください。
【成績の評価】
・基準
成績評価基準:C(合格に必要な最低限度)基準 ・教員となる際に最低限必要となる基礎的・基盤的な学修を踏まえた学士課程修了論文を作成できる。 ・教職の専門性の高度化についての自己の課題を発表し、質疑に適切に応答できる。
・方法
・研究課題と研究計画に関する中間発表のレポート 10% ・「教職実践プレゼンテーションⅡ中間発表会」の報告の検討レポート 10% ・学士課程修了論文 70% ・「教職実践プレゼンテーションⅠ・Ⅱ発表会」の報告の検討レポート 10%
【テキスト・参考書】
学生の設定した主題に関わる文献および資料を、各指導教員から配布します。 なお、研究課題に関連する文部科学省学習指導要領解説は用意すること。
【その他】
・学生へのメッセージ
自分のオリジナルな「問い」を、先行研究や先行実践を参照して追究してください。
・オフィス・アワー
日時や連絡先等は、各指導教員から授業の際に具体的にお知らせします。
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