ライフステージと心理支援
 Life stage and Psychological Support
 担当教員:河合 輝久(KAWAI Teruhisa), 伊藤 朋子(ITO Tomoko)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
 人生の発達段階のうち、特に乳幼児期、思春期・青年期に焦点を当て、各期に特有の発達課題や心理社会的問題、それらの心理支援について学び、理解する。

【授業の到達目標】
(1)乳幼児期および思春期・青年期における発達課題や心理社会的問題、それらへの心理支援にまつわる基本的な概念や用語、理論について説明できる。(知識・理解)
(2)人間の発達を援助するという発達臨床の観点から、乳幼児期および思春期・青年期の心理社会的問題を解釈したり、その心理支援について討議することができる。(知識・理解、態度・習慣)

【授業概要(キーワード)】
乳幼児期、思春期・青年期、発達課題、心理支援

【科目の位置付け】
 この授業は、乳幼児期および思春期・青年期における心理社会的問題とその心理支援について学ぶ ことで、地域文化創生のために必要な心身の健康に関する専門的知識や技能を身につけるための科目である(地域教育文化学部文化創生コースのディプロマ・ポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
 人間の発達の課題と心理支援について講義を中心に進めるが、講義内容を踏まえてのグループ討議やグループワークなどを実施する場合もある。
・日程
第1回 乳幼児期の心の発達と課題①(伊藤)
第2回 乳幼児期の心の発達と課題②(伊藤)
第3回 乳幼児期の心の発達と課題③(伊藤)
第4回 乳幼児期の心の発達と課題④(伊藤)
第5回 乳幼児期の心理的問題と支援①(伊藤)
第6回 乳幼児期の心理的問題と支援②(伊藤)
第7回 乳幼児期の心理的問題と支援③(伊藤)
第8回 乳幼児期の心理的問題と支援④ および試験(伊藤)
第9回 思春期・青年期とは(河合)
第10回 思春期・青年期の心理的問題に関する概論(河合)
第11回 思春期・青年期の心理的問題と支援:統合失調症(河合)
第12回 思春期・青年期の心理的問題と支援:うつ病(河合)
第13回 思春期・青年期の心理的問題と支援:不安症(河合)
第14回 思春期・青年期の心理的問題と支援:神経性やせ症,神経性過食症(河合)
第15回 思春期・青年期の心理的問題に対する非専門家による支援(河合)

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
 受講にあたって、日頃から子どもや青年に関するニュースや情報に注意を向け、関心を持って臨む。また、講義内容を踏まえてのグループ討議やグループワークを実施する場合もあるため、主体的・意欲的に活動に取り組む。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
 授業で扱った事柄に関して自主的に調べたり、関連文献を読んだりして、さらに理解を深める。

【成績の評価】
・基準
 授業の到達目標で示した以下の事項を満たすことを合格の基準とする。
・乳幼児期および思春期・青年期における発達課題とその心理支援に関する基本的な概念や用語、理論を正しく理解し、適切に説明できること。
・講義で得られた知識に基づいて、人間の発達の課題と援助について主体的に議論し、考察を深め、論述できること。
・方法
 乳幼児期に関する課題(50点)と思春期・青年期に関する課題(50点)について、(授業参加を前提とした)試験やレポートで評価する。なお、出席の虚偽報告が発覚した場合には、その時点で不可とする。

【テキスト・参考書】
 講義資料はウェブクラスで配布し、授業内でテキストや参考書を紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
 自分自身のこれまでの発達の過程を振り返りながら、また具体的な事例や事柄と関連付けながら、人間の健やかな発達を支えるために大切なことについて、考えを深めてください。
・オフィス・アワー
 授業時間外に学生の質問に答えるオフィス・アワーを本島研究室(地域教育文化学部1号館5階)において、原則毎週木曜日(13:00~14:30)の間に設けます。

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