文化としてのスポーツという視点からスポーツを捉え、そこからスポーツに関わる現実的な諸問題について考え、理解を深めていくとともに、「体育」と「スポーツ」の違いや、体育授業と運動部活動の違いについて根本的な概念から考察を深めていきます。また毎回の授業後に課すレポートにより、自分の考えを分かりやすくまとめる能力を育成するとともに、他の人が作成したレポートを読んでさらに深く考える力を育みます。

1.体育とスポーツの概念的な違いについて理解し、説明することができる。【知識・理解】
2.体育授業と運動部活動の違いについて理解し、説明することができる。【知識・理解】
3.文化としてのスポーツという視点からスポーツを捉え、理解し、説明することができる。【知識・理解】
4.スポーツの諸問題について自分の意見をレポートに分かりやすくまとめることができる。【技能】
5.他の人のレポートを読んで、自分の考えと比較し、さらに深く考えることができる【態度・習慣】

文化、スポーツ、体育授業、運動部活動

A-1．ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。：1～25％
C-1．自分の意見をまとめて発表する機会がある。：1～25％

この授業は、スポーツや体育について哲学的観点から考察することで、スポーツ文化活動・スポーツ科学・スポーツ教育といった主題を概観的に理解することである（地域教育文化学部文化創生コースのカリキュラム・ポリシー）。

03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに

オンラインで実施する。資料や動画を提示しながら講述し、その後レポート課題を課す。

第１回：イントロダクション
第２回：スポーツマンシップとフェアプレイ
第３回：スポーツマンシップの危機
第４回：スポーツと教育
第５回：スポーツと体育
第６回：⽂化としてのスポーツ
第７回：体育授業と運動部活動
第８回：スポーツの構造と現象
第９回：共時的視点から⾒たスポーツ構造とスポーツ現象（概論）
第10回：共時的視点から⾒たスポーツ構造とスポーツ現象（具体例）
第11回：通時的視点から⾒たスポーツ構造とスポーツ現象（概論）
第12回：通時的視点から⾒たスポーツ構造とスポーツ現象（具体例）
第13回：スポーツの⾼度化と⼤衆化
第14回：レクリエーションスポーツ
第15回：スポーツの今後の⽅向性

体育、スポーツの専門家に必要とされる知見の修得に、意欲を持って取り組むこと。

日頃、スポーツに関するニュースや雑誌記事、新聞記事などに⽬を通し、スポーツや体育に対する⾃分の考えをまとめるトレーニングをしておいて下さい。

１）授業の到達目標で示した、体育とスポーツの概念的な違いについて、適切に説明できることを合格の基準とします。
２）授業の到達目標で示した、体育授業と運動部活動の違いについて理解していることを合格の基準とします。
３）授業の到達目標で示した、文化としてのスポーツという視点からスポーツを捉え、授業をとおして得られた知識や経験に基づいて主体的に考察し，論述できることが合格の基準です。
４）授業の到達目標で示した、体育やスポーツについて自分の考えや意見を文章にして分かりやすくまとめることができていることが合格の基準です。

本授業は全てオンラインで実施するため、毎回の授業後に課すレポート10点×15回×2/3を評点とする。提出期限に遅れて提出されたレポートは減点する。

「スポーツマンシップを考える」広瀬⼀郎

専門教育の事始めになるので可能な限り予備知識が求められない授業内容にしています。

オンライン授業のため、質問等があればウェブクラスまたはレポート内に記述してください。