食と疾病
 A meal and disease
 担当教員:三原 法子(MIHARA Noriko)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):臨床現場の管理栄養士の経験がある教員が、生活習慣病・加齢による体の変化と食事について講義する。
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:全学部  科目区分:専門科目(選択) 
【授業の目的】
本授業では、医療・介護制度や自分の必要エネルギー量を知る。さらに、生活習慣病の各病態と食事の関係を理解し、地域・文化創生に必要な心身の健康に関する専門的知識や技能を身につけることができることを、オンデマンド型およびZoomによるリアルタイム授業で学習します。

【授業の到達目標】
(1)生活習慣病が加齢を進ませていることを理解できる。(知識・理解)
(2)生活習慣病の疾患と食事の関係が理解できる。(知識・理解)
(3)朝食と認知症の関係を理解できる。(知識・理解)

【授業概要(キーワード)】
生活習慣病、治療食、認知症

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
この授業は、幅広い教養と凡庸的技能を習得するために、地域の文化創生全般にわたる心身の健康に関する専門的知識習得のための基礎的知識を身に着ける基礎・選択科目である。(地域教育文化学部のディブロマ・ポリシー)

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
前半の講義はオンデマンド型形式またはzoomでのリアルタイム配信で行い、後半は班ごとにテーマを決定し、調査を行いスライド・発表原稿を作成し、webclassに提出してもらいます。
・日程
1回目.オリエンテーション・班分け(対面)
2回目.生活習慣病
3回目.エネルギー等の求め方
4回目.朝食と認知症の関係
5回目.治療食の種類と疾患
6回目.循環器疾患(課題:小テスト10点webclass)
7回目.消化器疾患(課題:小テスト10点webclass)
8回目.肝疾患(課題:小テスト10点webclass)
9回目.糖尿病(課題:小テスト10点webclass)
10回目.腎臓病(課題:小テスト10点webclass)
11回目.講義をしていない生活習慣病の中から議題課題決定(対面)
12~14回目.各班ごとにスライド・発表原稿を作成し、提出する(50点webclass)。
15回目.まとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
webclassに掲載する資料を参考に,講義内容を自分の生活と連動させて,内容の理解に努めてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
この授業では,授業外における以下の予習・復習等の自主的な学習に取組んでください。
(予習:1時間/週)
1.授業で習う内容に関連することを、webclassに掲載した資料を読んで,理解を深める努力が不可欠です。
(復習:1時間/週)
2.学習した内容を、インターネットや関連書籍を調べて自分で探し関連づけることが重要です。

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した、生活習慣病が加齢を進ませていることや高齢期の体の変化とそれに必要な栄養と食事、および運動が身体低下防止に役立つことを理解し、日常生活に生かす、または適切に説明できることを合格の基準とします。
・方法
小テスト(10点×5回=50点))や班ごとの調査・スライド提出(50点)の計100点で評価します。60点以上を合格とします。

【テキスト・参考書】
事前のテキスト・参考書として個別に指定するものはありませんが,PowerPoint資料を使用しますので、webclassからダウンロードしてください。

【その他】
・学生へのメッセージ
毎日摂取している食事と学習した疾病について理解を深めましょう。そして、日常生活でも生かすことのできる食事に関する知識を積極的に学ぶ機会としてください。本授業は最初と中間で対面授業を2回行いますが、あとはオンデマンド型とzoomでのリアルタイム配信で開講します。大体の授業時間に指定される課題や公開される資料を使って、自ら勉学する授業です。提出期限に向けてレポート作成や解答を見出す学習スタイルですので、質問などを自ら発信できると、より主体的な学習姿勢の向上と高い学習効果が期待できます。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を三原研究室(地域教育文化学部;1号館3階;322)において、平日(月~金曜日)の12:00~13:00 の間に設けます。会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします。連絡は、webclassのメールで行います。また、webclassでの相談もいたします。

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