保健体育科実践演習
 Practical Teacher Teaching (Health and Physical Education)
 担当教員:佐藤孝夫(SATO Takao),小松 恒誠(KOMATSU Tsunemi)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):高等学校での教職経験有
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
中学校及び高等学校の体育及び保健分野と科目体育・科目保健における単元内容を理解し、保健体育科の実践的指導力の基礎を確立することが目的である。また、学校教育活動全体を通した教科の在り方を検討する。

【授業の到達目標】
 本授業科目では、中学校及び高等学校の体育分野と科目体育における単元を吟味し、さらに実際に教材を開発することを通して、保健体育科の実践的指導力の基礎を確立することを目標としている。また、学校教育における保健体育科の特性や位置づけを踏まえ、体育的諸活動に対する指導力の向上を図る。

【授業概要(キーワード)】
保健体育のカリキュラム作成、実践的指導力、中高生の身体発達

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
本授業は、中・高校の保健体育科の授業実践について、教科内横断的な教材開発や体育行事、運動部活動、地域との関わりを関連づけて学ぶものである(地域教育文化学部文化創生コースのディプロマ・ポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
講義とともに意見交換や検討会を設ける。受講する学生は、保健体育の知識・理解に加え、学校教育課程や関連する他教科の内容についても積極的・主体的に学ぶ態度が重要となる。また各授業の内容に応じて模擬授業を行い、専門性と実践的指導力を養う。
・日程
第1回:オリエンテーション(授業の進め方,受講のあり方等)(佐藤)
第2回:教材開発とその有効性の検証の方法について(佐藤)
第3回:領域の選択と教材研究(佐藤)
第4回:選択した領域の教材開発(体つくり運動)とその実践及び有効性の検証①(佐藤)
第5回:選択した領域の教材開発(体つくり運動)とその実践及び有効性の検証②(佐藤)
第6回:選択した領域の教材開発(集団種目)とその実践及び有効性の検証①(佐藤)
第7回:選択した領域の教材開発(集団種目)とその実践及び有効性の検証②(佐藤)
第8回:選択した領域の教材開発(集団種目)とその実践及び有効性の検証③(佐藤)
第9回:選択した領域の教材開発(ダンス)とその実践及び有効性の検証①(小松)
第10回:選択した領域の教材開発(ダンス)とその実践及び有効性の検証②(小松)
第11回:選択した領域の教材開発(個人種目)とその実践及び有効性の検証①(小松)
第12回:選択した領域の教材開発(個人種目)とその実践及び有効性の検証②(小松)
第13回:選択した領域(保健)の教材開発とその実践及び有効性の検証①-中学校-(小松)
第14回:選択した領域(保健)の教材開発とその実践及び有効性の検証-②中学校-(小松)
第15回:選択した領域(保健)の教材開発とその実践及び有効性の検証③-高等学校-,本授業全体を通した振り返りのレポート作成:到達点と課題を受講生各自が明確にする。(小松)

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
特になし。適宜、資料を配付する。資料は中高等学校で行われている実際の授業で活用されている学習指導案や学習教材を随時提供する。さらに、ICTの活用による授業の進め方についても言及する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
日々行われている中学校や高等学校の保健体育の授業に関心をもつと共に、学校行事などへ機会があれば参加すること。
小レポート作成・教材研究及び指導案作成・学習資料の準備等・発表資料作成等・・・3時間(15回)

【成績の評価】
・基準
中・高校の保健体育科の授業を行うために必要な基礎知識をベースに、教科内横断的な教材開発や体育行事、運動部活動を関連づけて、専門性と実践的指導力を活かした授業が展開できること、各授業の内容に応じた模擬授業を通して、専門的で実践的な指導力が身に付けていることを合格の基準とする。
・方法
模擬授業(80%)、教材開発・選択の適切性(20%)を基に評価する。単元計画の内容や模擬授業での指導、指導案作成、教材開発に関する資料・レポートの内容を総合的に勘案する。

【テキスト・参考書】
中学校学習指導要領解説-保健体育編-、高等学校学習指導要領解説-保健体育編・体育編-(文部科学省)*平成29年および平成30年告知版

【その他】
・学生へのメッセージ
専門種目の技能や競技力を高めるだけでなく、多種目にわたるスポーツ技能の向上を図ること。また、日々の生活に留意し、自己管理を徹底すること。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィスアワー」を設けますが(地教3号館6階小松研究室)、時間、予約方法等については初回授業時にお知らせします。

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