【授業の目的】
スポーツ栄養学の講義で学んだ基礎知識をもとに、様々なライフステージや競技における栄養管理について実習や演習で学ぶ。
【授業の到達目標】
1)スポーツ選手の食事管理における調理技術や衛生面の知識を身に着け実践できる。【知識・理解】【技能】 2)ライフステージや競技に合わせた食事について具体的な内容や量を説明できる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
スポーツ選手,食事,実習,演習
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:51~75% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%
【科目の位置付け】
スポーツ栄養学の講義で習得した様々な競技や年齢、ピリオダイゼーションのアスリートに対する栄養摂取の科学的理論と具体的な食事摂取方法を基礎に、スポーツをする人々の具体的な食事内容や量についてグループ実習・演習を行うことで体系的かつ主体的にスポーツ栄養学を学ぶものである。(地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コースのディプロマ・ポリシー,カリキュラム・ポリシー)。本授業受講の前に,少なくともスポーツ栄養学は履修しておくことがのぞましい。食事計画演習があるので,調理と食生活設計も履修しておくことをおすすめする。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
講義と演習、実習とを交えて行う。
・日程
1. ガイダンス、スポーツ選手の食事の基本形、ライフステージについて 2. 栄養計算の方法 3. 栄養計算演習 4. 調理の基礎、衛生管理 5. 成人アスリートの食事(実習) 6. ジュニアアスリートの食事(実習) 7. 持久系競技の食事(実習) 8. 瞬発系競技の食事(実習) 9. 球技系競技の食事(実習) 10. 増量期の食事(実習) 11. 減量期の食事(実習) 12. 試合前の食事(実習) 13. アスリートの食事計画演習①栄養素 14. アスリートの食事計画演習②献立作成の方法 15. アスリートの食事計画演習③献立作成演習
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
この授業はスポーツ栄養学の講義で習得した知識を実際の食事計画に応用・発展させていくものです。したがって、スポーツ栄養学の講義内容を復習しておくのはもちろん、スポーツ生理学やスポーツ医科学、基礎栄養学の内容も復習しておいてください。調理と食生活設計を履修した人は,献立作成の復習もしておいてください。調理をしますので、高校の家庭科や調理に関する授業で使った教科書で調理についての復習をしておきましょう。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
とくに、実習や演習については事前に資料を渡すので事前に1時間以上かけて予習してきてください。予習することでスムーズに実習や演習に取り組むことができます。実習や演習後もレポートはその日のうちに書くようにしてください。また、実習で作った料理を自分でも作るとさらに理解が深まります。
【成績の評価】
・基準
実習や演習のレポートより、ライフステージや競技特徴、ピリオダイゼーションに合わせた食事内容や量を理解できているかを合格の基準とします。
・方法
実習演習後に提出するレポート(100%)で評価します。
【テキスト・参考書】
テキスト:日本標準食品成分表2025(医歯薬出版) その他の資料は、そのつど配布します。
【その他】
・学生へのメッセージ
スポーツ栄養学は食事を通しての実践的学問です。食事は調理された料理の組み合わせで成り立っているため、調理ができないとアスリートに指導はできません。日頃から調理する習慣をつけてください。調理実習を行いますので、材料費として5,000円が必要です。また、実習室用の上履き、エプロン、三角巾を各自で準備してください。栄養計算用に日本語版WindowsでMicrosoft Excelが入っているパソコンが必要です。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問にお答える「オフィス・アワー」を矢口研究室(地域教育文化学部1号館4階406)において、月曜日の昼休み(12:00~13:00)の間に設けます。
|