アンデス考古学基礎演習a
 Introductory Seminar on Andean Archaeology a
 担当教員:松本 剛 (MATSUMOTO Go), 坂井 正人 (SAKAI Masato), 山本 睦 (YAMAMOTO Atsushi), 荘司 一歩 (SHOJI Kazuho)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科人間文化コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
アンデス考古学基礎演習では、欧文の論文の精読を行い、アンデス文明に関する理解を深めるとともに、人類学的な見地から議論できるようになることを目標としている。この授業では、昨年亡くなった故マイケル・モーズリーの功績を讃えて出版された『Andean Civilization: A Tribute to Michael E. Moseley』を取り上げる。

【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、欧文論文を読み込み、アンデス考古学における学説や事例に触れることで(【知識・理解】)、アンデス地域に栄えた先史文化について人類学・考古学的な立場から討議できるようになる(【技能】および【態度・習慣】)。

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:26~50%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
この授業は、専門分野の知識と技能の習得を目指すものである(人間文化コースのディプロマ・ポリシー DP3)。

【授業計画】
・授業の方法
・テキストを精読し、その内容をまとめて、レジュメやスライドを使って口頭発表を行ってもらう。発表者以外の聴講者には発表内容を要約・提出してもらう。
・一方通行の口頭発表ではなく、質疑応答によって進めていく。
・日程
全22章を履修学生に割り当て、毎週一本もしくは二本の論文を扱う。
※割り当ての仕方や進度は履修学生の数によって大きく変わる可能性あり。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
・受講者は積極的に授業に参加する。
・発表者はテキストを精読し、その内容をまとめてレジュメやスライドを使って口頭発表を行う。
・聴講者は漠然と発表を聞くのではなく、質疑応答や議論に積極的に参加する。
・聴講者もテキストを精読し、内容を要約・提出する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
・口頭発表で扱う内容について、授業前にテキストを読み込んでおく。
・さらに理解を深めるために図書館やインターネットで調べてみる。

【成績の評価】
・基準
テキストの要約や、口頭発表、発表後の質疑応答・議論でのパフォーマンスにもとづいて、①知識の修得・理解の度合い、②論理的思考力、③文章表現力を総合的に評価する。
・方法
テキストの要約(50%)および口頭発表(50%)に対する評価点の合計をもって評点とする。

【テキスト・参考書】
Joyce Marcus and Patrick Ryan Williams (eds.). 2009. Andean Civilization: A Tribute to Michael E. Moseley. UCLA Cotsen Institute of Archaeology Press.

【その他】
・学生へのメッセージ
・テキストには英語論文を使用します。英語を読めることが前提になっていることを理解した上で履修登録をしてください。
・休講および補講を行う可能性がありますので、WebClassでのお知らせに注意してください。
・オフィス・アワー
・火曜日12:00~13:00(人文社会科学部3号館8階 松本剛研究室)
・連絡先:gocito@human.kj.yamagata-u.ac.jp

11021055-2025-31-12058