【授業の目的】
倫理学上の重要な問題について知見を得ることをめざす。個々の問題に対してさまざまなアプローチがあることを理解するとともに、深く理由を問う力を身につけることをめざす。
【授業の到達目標】
義務、善と正、行為、普遍性、他者、といった基本的な言葉について、倫理学上の意義を理解できるようになる。これらの語をめぐる多様な議論を理解し、吟味しながら考察する力が身に付く。
【授業概要(キーワード)】
倫理、道徳、義務論、哲学
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は,倫理学の問題について論理的に分析し,解決策を提案する力を身につけるために編成される科目である。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
16.平和と公正をすべての人に
【授業計画】
・授業の方法
義務論の考え方を主題として据えながら、それに関連する倫理学上の論点を複数取り扱う。
・日程
第01回 イントロダクション 第02~05回 義務論の位置づけ ・義務論 ・功利主義 ・徳倫理学 第06~10回 義務論の代表者たち ・カント ・D. ロス ・現代カント主義者、討議倫理学者 第11~14回 特徴分析と批判的検討 ・行為者の観点 ・行為の動機・理由 ・道徳的判断の普遍性 第15回 まとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
質問や議論を通して積極的に授業に参加する。つねに具体例を考えながら理解する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
本授業科目では,以下の課題等を課します。単位制度の実質化のため,授業外における以下の予習・復習等の自主的な学修に取り組んでください。 1)準備学修に必要な学修時間の目安は以下のとおりです。 2~4時間/週 2)授業中に言及した文献を図書館等で探して手に取り、目を通すようにする。
【成績の評価】
・基準
合格(C)の基準は、授業で説明した知識や議論を適切に理解し、論述できること。 B判定以上の基準は、これに加えて、自ら考察することができること。
・方法
中間レポート(または試験)(50%)、期末レポート(または試験)(50%)。
【テキスト・参考書】
テキスト・参考書については、特に指定せず、必要に応じて授業中に指示する。
【その他】
・学生へのメッセージ
質問や議論を通して積極的に授業に参加するようにしてください。つねに具体例を考えながら理解するようにしてください。
・オフィス・アワー
オフィス・アワーは随時設定します。WebClassを介してご連絡ください。
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