文化人類学演習a
 Seminar in Cultural Anthropology a
 担当教員:坂井 正人(SAKAI Masato),山本 睦(YAMAMOTO Atsushi),松本 剛(MATSUMOTO GO),荘司 一歩(SHOJI Kazuho)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科人間文化コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
文化人類学的な「ものの見方」を理解するとともに、文化人類学の議論の仕方を身につけることを目的とする。特に現代の文化人類学が取り組んでいる方法論や対象に注目する。

【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、現在の多様な文化現象について、文化人類学の立場から具体的事例に基づいて説明できる。また、文化人類学的な「ものの見方」の特徴を自分の言葉で説明できる。さらに文化人類学の議論の仕方の基礎を修得する。

【授業概要(キーワード)】
人新世、自然と人間のもつれ合い、気候変動、健康、他者、巡礼

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この授業は、過去と現在をめぐる多様な文化現象について文化人類学の観点から論理的に分析し、現実社会に関する理解を深め、現代社会で活躍す
るために必要な知識と教養を身に付け、他者や異文化への柔軟な理解力を養成するために編成される科目である。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
08.働きがいも経済成長も

【授業計画】
・授業の方法
演習形式。ただし受講生の理解を深めるために、必要に応じて、ミニ講義を実施する場合があります。
・日程
第01回   ガイダンス
第02・03回 科学技術・気候変動
第04・05回 地域通貨・市場・贈与:グローバル・エコノミーとの接合
第06・07回 人類と地球の健康:身体・社会・ウイルス
第08・09回 災害の人類学
第10・11回 植物・AI・ロボット:他者のあり方
第12・13回 巡礼と宗教的実践:サンティアゴ巡礼をめぐって
第14・15回 まとめと補足

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
事前に指定したテキストの該当箇所を授業前に読み、疑問点を整理しておく。漠然と講義を受けるのではなく、授業で扱われた事例を自分の日常生活に照らし合わせて考えてみる。また、質疑応答には積極的に参加する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
「予習のあり方」事前に指定されたテキストを授業前に熟読するとともに、疑問点をまとめておく。
「復習のあり方」授業の内容を思い浮かべながらノートを整理するとともに、テキストを繰り返し読み理解を深める。

【成績の評価】
・基準
 基準1 主体的な参加の度合い   30%
 基準2 知識の修得の度合い    20%
 基準3 理解の度合い   20%
 基準4 汎用的技能の修得の度合い 30%
・方法
質疑応答(60パーセント)、レポート(40パーセント)

【テキスト・参考書】
大村敬一編 2023『「人新世」時代の文化人類学の挑戦』以文社。

【その他】
・学生へのメッセージ
学生の積極的な参加を前提とした授業です。事前学習,授業内での積極的な発言をお願いします。休講および補講を行う可能性があります。掲示に注意してください。
・オフィス・アワー
金曜日 14時40分~16時10分

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