【授業の目的】
身近な自然環境の変遷を総合的に理解するための実践的な演習を行う．フィールドワークや分析を通して，自然環境や古環境に関する研究方法を身につけることを目指す．これらを通じて，試料およびデータの収集・分析・発表の一連のプロセスを行い，実践的な知識とスキルを習得することを目指す．
【授業の到達目標】
１．身近な環境に関する研究方法や古環境を復元するための研究方法を身につけることができる【知識・理解】【技能】
２．フィールドワークを行い，現地調査の基礎が修得できる【技能】
３．調査・分析の結果を考察し，結論づけることができる【知識・理解】
【授業概要（キーワード）】
地球環境変動，古環境，環境問題，水域環境
【学生主体型授業（アクティブラーニング）について】
A-1．ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。：1～25％
C-1．自分の意見をまとめて発表する機会がある。：1～25％
D-1．演習、実習、実験等を行う機会がある。：1～25％
B-2．事前学習（下調べ、調査等含む）をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。：1～25％
C-2．事前学習（下調べ、調査等含む）をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。：1～25％
D-2．事前学習（下調べ、調査等含む）で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。：1～25％
【科目の位置付け】
本授業は，身の回りの環境とその問題点や古環境について理解するための調査方法や分析方法を学び，自然科学・自然地理学的な視点から考える力を身につけるための科目である
【SDGs（持続可能な開発目標）】
06.安全な水とトイレを世界中に
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
山形県内で自然環境に関する調査・分析と古環境復元のための堆積物採取などをおこなう．
フィールドワークに先立ち，調査計画を立てる．
調査・分析の結果・考察をパワーポイント等で発表し，全員で議論する．
・日程
日程はあくまでも予定であり，受講者数や状況によってガイダンスで決定する．
第1回（4月17日（木）5限を予定）：ガイダンス
第2回（5月中の木曜日の5限を予定）：調査準備
第3～7回（土日を予定）：自然環境に関する調査・分析
第8～12回（土日を予定）：古環境復元に関する調査・分析
第13～15回（土日を予定）：成果発表会と総括
ガイダンスの場所や詳細な日時は決定次第，WebClassで連絡します．
第1回目の授業までにWebClassの登録を必ず行なってください．
授業は座学・調査・分析・成果発表（パワポ）を基本的に土日に行う予定ですが，ガイダンス・座学は平日に行う場合があります．
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
調査・分析の方法を予習する
・授業時間外学習（予習・復習）のアドバイス
実習の内容をふまえて、データを整理し、発表を準備する
【成績の評価】
・基準
主体的な参加の度合い，知識の修得の度合い，理解の度合い，汎用的技能の修得の度合い，発表内容を評価の基準とします．
成績評価は，発表すること及び授業参加回数が3分の2以上が前提です．
・方法
調査・分析内容，議論 （50％），担当発表（50％）で評価します．
【テキスト・参考書】
授業内で随時紹介します
【その他】
・学生へのメッセージ
ガイダンスの日時や場所，そのほかの連絡についてWebClassに登録していることを前提に行いますので忘れずに登録をしてください．
野外調査に出る場合は，現地集合となります．その際に必要となる交通費や保険（必須）は履修者の負担になります．野外調査は山形県内（全域）で数回行う予定です．詳細は初回の授業でお知らせします．
野外実習・調査の内容によっては，山や水（湿地）に入る必要があり，土や泥などで汚れる場合があること，長靴やカッパ等を履修者自身で準備することをご了承ください．
・オフィス・アワー
水曜日10:00～12:00（酒井研究室，人文社会科学部2号館3階）
これ以外の時間帯での面談を希望する場合はメールで連絡してください.
また，この時間帯でも会議や出張等で不在にすることもあるため，確実に面談したい場合は事前にアポイントをとるようにしてください．
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