【授業の目的】
イギリスの歴史と伝統をくみつつ、そして共通の課題を抱えながらも独自の文化を形成していったアメリカ社会を、文学作品を手掛かりとして理解する。
【授業の到達目標】
19世紀以降のアメリカの社会と文化の特徴を、イギリスとの関係という歴史的文脈を把握した上で、文学作品を通じて理解することができるようになる。
【授業概要(キーワード)】
英米文学、英米文化、文学作品の英語
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
グローバル社会で活躍するために必要な知識と教養を身につけ、他者や異文化への柔軟無理解力を養成するため、文学を通じて異文化を学ぶ(グローバス・スタディーズコースのカリキュラム・ポリシー)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
イギリスの植民地に国家起源を持つアメリカは、1776年の独立以来、イギリスからの精神的独立を達成しようと試み、文学では「アメリカン・ルネッサンス」と呼ばれる時代が到来する。WASPの支配層や「ビクトリア」文化など、イギリスの影響を強く残しつつ、多様性を旨とするアメリカ文化が形成されていく様相を、文学作品を通じて検討していく。
・日程
第1回:オリエンテーション 第2回:アメリカ史概観 第3回〜14回:1回につき1つの作品を取り上げ、作家、時代背景、解釈について講義する(回ごとの作品については、オリエンテーション時に提示する) 第15回:授業のまとめと期末試験
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
資料はWebClassを通じて配布するので、授業の前に指定されたものを読み、準備することを求めます。歴史や文化の大枠の中で文学作品を見ようとする視点を持って欲しいと思っています。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
指定された資料を予習し、講義を聞いた後には、新しい視点からもう一度改めて資料を読んでみてください。期末レポートでは自分の言葉で作品を論じてもらうため、そのための準備を進めていってください。
【成績の評価】
・基準
知識の修得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章力)、参加の度合いのそれぞれの項目について判定し、その合計点を判定する。
・方法
具体的には、1) 授業への主体的な参加、2) 英米の文化・歴史の理解、3) それに基づいた文学作品の解釈、4) 論理的・明確な表現力を基準とし、授業への参加・貢献の状況30%、レポート70%で評価する。
【テキスト・参考書】
授業で用いる資料は教員が配布する。 アメリカの文化や歴史全体についての参考書としては、アメリカ学会編『アメリカ文化事典』(丸善出版、2018年)を薦めるが、文献は授業内でも適宜紹介していく。
【その他】
・学生へのメッセージ
授業では、題材として用いた文学作品について、最初に読んだ感想と、授業後に考えるようになったことを毎回コメントとして提出してもらいます。この機会に物語の楽しさ、面白さを発見してもらえたらと思っています。
・オフィス・アワー
火曜日2:40~4:10をオフィスアワーとします。メールで連絡をもらえれば、それ以外の時間でも調整します。
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