【授業の目的】
アメリカの社会や歴史の複雑さ、人種や民族、階級による文化の多様性を学ぶ。
【授業の到達目標】
黒人表象のステレオタイプを学ぶことで、アメリカの社会・歴史の複雑さ、多様な人種・民族の文化をある程度の具体性をもってイメージすることができるようになること。
【授業概要(キーワード)】
アメリカ文化・歴史、人種、民族
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は、専門的な主題に関する情報の収集・分析能力を高め、論理的で説得力のある発表をする力を育成するため(CP4)、また、国際地域社会や多文化社会に関する理解力を養うため(CP6)に編成される科目である(人文社会科学科人文社会科学部グローバル・スタディーズコースのカリキュラム・ポリシー)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 15.陸の豊かさも守ろう 16.平和と公正をすべての人に
【授業計画】
・授業の方法
黒人表象のステレオタイプを通じて、歴史、社会、文化の多様性を学ぶ。オリエンテーションにて、各回の発表担当者を決める。毎回の発表担当者はテキストの内容に基づきながらリサーチも行い、発表する。
・日程
第1回目:オリエンテーション 第2回目〜7回目:黒人のステレオタイプが形成されていった歴史背景を学ぶ 第8回目〜14回目:文学作品や映像作品を具体的に検討し、ステレオタイプについて考える 第15回目:レポートの口頭発表
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
毎回の資料に丁寧に目を通し、学生の発表を聞いた上で積極的に質問や意見交換を行うこと。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
発表の担当となる時には余裕を持って準備を進め、指定外の資料も用いて興味深い発表を行うこと。
【成績の評価】
・基準
主体的な参加の度合い、知識の修得、理解の度合い、汎用的技能(論理性、表現力)に関して総合的に判断する。具体的には、 1)授業への参加(積極的に質問ができているか) 2)担当箇所の発表(資料を理解した上で発展させられているか) 3)授業内容の理解(期末の小レポート)
・方法
上記1)〜3)に準じ、授業への参加30%、担当箇所の発表40%、授業内容の理解30%で評価する。
【テキスト・参考書】
全ての学生が共通して用いる資料については、授業内で教員から配布します。 アメリカの文化や歴史全体についての参考書としては、アメリカ学会編『アメリカ文化事典』(丸善出版、2018年)、食文化に関しては東理夫著『アメリカは食べる。アメリカ食文化の謎をめぐる旅』(作品社、2015年)をお薦めします。小白川図書館にあるので、適宜利用してください。
【その他】
・学生へのメッセージ
資料を元にして、調べ物を通じていかに発展させ、プレゼンテーションできるかを見ます。自分の発表だけでなく、他の学生の発表からも多くのことを学んでください。
・オフィス・アワー
火曜日14:40〜16:10時。人文社会科学部2号館4階の研究室まで。メールで連絡をもらえれば、これ以外の時間も可能です。
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