【授業の目的】
ミャンマーの現状に焦点を絞り、軍事クーデター以降の状況について調べます。とくに母国を離れ、国外で暮らすミャンマー人を対象に聞き取り調査を実施します。具体的には、在日ロヒンギャ難民とタイ提携校で学ぶミャンマー人学生が主な調査対象になります。
【授業の到達目標】
ミャンマーの現状に学ぶとともに、調べる力、口頭で説明する力、読む力、書く力を身につけます。調べる力では、とくに聞き取り(インタビュー)能力を高めます。
【授業概要(キーワード)】
ミャンマー、ロヒンギャ、難民、日本、人権、移民、
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:76~100% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:76~100% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:76~100% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:76~100% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:51~75% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
この授業は,人文社会科学諸問題について学際的観点から論理的に分析し,解決策を提案する力を身につけるために編成される科目である(人文社会科学部のカリキュラム・ポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 05.ジェンダー平等を実現しよう 16.平和と公正をすべての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
履修生はまず課題文献の内容を順番に発表してもらい、討論します。その後、履修生は、難民のゲスト講師から話を聞いたうえで、難民を対象に聞き取り(インタビュー)調査をして、内容を文章にまとめます。
・日程
第1回 イントロダクション(履修希望者は必ずウェブクラスでシラバス完全版を熟読した上で履修するか否かを決定してください。) 第2回 『ミャンマー現代史』(口頭発表)① 第3回 『ミャンマー現代史』(口頭発表)② 第4回 『ミャンマー現代史』(口頭発表) ③ 第5回 移民・難民への聞き取り調査 ① 第6回 移民・難民への聞き取り調査 ② 第7回 予備調査成果発表 第8回 移民・難民への聞き取り調査 ③ 第9回 移民・難民への聞き取り調査 ④ 第11回 ライフヒストリー口頭発表 ① 第12回 ライフヒストリー口頭発表 ② 第13回 ライフヒストリー口頭発表 ③ 第14回 履修生による考察文章:討論 第15回 改訂版の提出:討論
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
本授業ではまず課題文献を対象に、履修生が順番に担当し内容を発表します。問題の背景を学んだ上で、ミャンマー国外に暮らすミャンマー人にゲストとして授業で講義してもらいます。後半では、履修生が履修生は提携校で学ぶミャンマー人学生を中心に聞き取り(インタビュー)調査をします。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
タイの提携校で学ぶ学生と共に(主に英語で)調査を進めます。
【成績の評価】
・基準
海外の特定の国(ミャンマー)に焦点をあて、文字資料と聞き取り調査を通して、理解と分析を深める能力を身につけること。課題調査内容を口頭発表および文章で報告できること。
・方法
授業での口頭発表及び討論参加 50%、小論文 50%
【テキスト・参考書】
必読文献:中西嘉宏著『ミャンマー現代史』(岩波新書) 参考文献:橋本直子著『なぜ難民を受け入れるのか』(岩波新書)
【その他】
・学生へのメッセージ
夏季休暇中実施予定の「異文化コミュニケーション1タイ実習」では実際にタイの提携校を訪れ、ミャンマーの学生と話し合います。履修を奨励します。
・オフィス・アワー
火・水曜日 1200-1400 (他の時間帯も可能です。事前に連絡してください。)
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