【授業の目的】
タイの提携校と米国の提携校の学生といっしょに共同調査を実施します。タイの学生とは、ミャンマー国境地帯の特殊詐欺拠点について調べます。米国の学生とは原子力開発について調べます。様々なツールを用いて国外の学生と議論を交わし、お互いから学び合うことが本授業の目的です。
【授業の到達目標】
調べる力、口頭で説明する力、読む力、書く力、説明する力、伝える力を身につけます。研究ツールとしての生成AIの使い方も学びます。
【授業概要(キーワード)】
ミャンマー、特殊詐欺、原子力開発
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:76~100% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:76~100% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:76~100% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:76~100% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:51~75% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
この授業は,人文社会科学諸問題について学際的観点から論理的に分析し,解決策を提案する力を身につけるために編成される科目である(人文社会科学部のカリキュラム・ポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに 05.ジェンダー平等を実現しよう 10.人や国の不平等をなくそう 16.平和と公正をすべての人に
【授業計画】
・授業の方法
英語文献・資料をもとに。その後、履修生は、難民のゲスト講師から話を聞いたうえで、難民を対象に聞き取り(インタビュー)調査をして、内容を文章にまとめます。
・日程
第1回 イントロダクション(履修希望者は必ずウェブクラスでシラバス完全版を熟読した上で履修するか否かを決定してください) 第2回 特殊詐欺拠点とは(口頭発表) ① 第3回 特殊詐欺拠点とは(口頭発表) ② 第4回 特殊詐欺拠点とは(口頭発表) ③ 第5回 災害伝承館&廃炉資料館訪問(口頭発表) ④ 第6回 『チェルノブイリの祈り』論 ① 第7回 『チェルノブイリの祈り』論 ② 第8回 フクシマ論① 第9回 調査構想発表会 第11回 調査中間発表会 第12回 調査結果発表会 第13回 小論文発表会 第14回 小論文改訂版の提出 第15回 全体討論
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
前半はまず課題文献を対象に、履修生が順番に内容を発表します。問題の背景を学んだ上で、独自のリサーチ・クエスチョンを設けます。後半は、提携校の学生と議論が中心になります。学期中に福島の害伝承館&廃炉資料館訪問を訪問します。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
提携校との共同調査、意見交換、議論の言語はすべて英語です。英語で話したり聞くことができないという場合は、翻訳ツールを使ってもかまいません。
【成績の評価】
・基準
文字資料と聞き取り調査を通して、理解と分析を深める能力を身につけること。課題調査内容を口頭発表および文章で報告できること。
・方法
授業での口頭発表及び討論参加50%、小論文50%
【テキスト・参考書】
『完全版 チェルノブイリの祈り 未来の物語』スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ(岩波書店、2021) Kate Brown, Kate Brown, 2017, Plutopia: Nuclear Families, Atomic Cities, and the Great Soviet and American Plutonium Disasters (Oxford UP) その他の文献はウェブクラスで配布します。
【その他】
・学生へのメッセージ
提携校との連携が必要となるので、初回の授業で配布されるシラバスで、授業内容と日程を確認した上で、履修するか否かを決定してください。また、夏期開講予定のタイ実習履修も合わせて検討してください。
・オフィス・アワー
火・水曜日 1200-1400 (他の時間帯も可能です。事前に連絡してください。)
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